「年々“中村倫也どうでもいい”って思っている」一人七役にも本人は気負いなし

©2020『水曜日が消えた』製作委員会 日活配給
 7人の主要人物を1人で演じきった中村。撮影中は「スーパー寂しかったです(笑)。雑談できる出演者がいる日が少なかったので。スタッフさんが準備をしている中で、僕は和室にずっと座っていたような気がします」と振り返り笑いを誘った一方、プレッシャーについて聞かれると「ないですね。いろいろ見てきて“背伸びしても、たかが知れている”と思っているので、緊張とか気負いとか、排除しています」とマイペースな回答。さらに「年々“中村倫也どうでもいい”って思っているので(笑)。いままではスパイスみたいな役柄で、作品に刺激をもたらす役が多くて、それにはそれのかかり方があるけど、(今回は)そうではない。いろいろな人といろいろなシーンで呼吸を合わせることは意識してました。それがより一層楽しくなってきた年ごろ、そんなぴちぴちの17歳(笑)」と、独特な言い回しで、“一人七役”の大仕事を振り返っていた。

 映画『水曜日が消えた』は全国公開中。