Tリーグの松下チェアマンが退任を正式表明。「完全燃焼。今となってはいい思い出しかない」

「すべて大変だった」と笑顔で2年間を振り返った松下チェアマン(6月22日のオンライン会見)

今後は新しいポストでTリーグを応援


 またTリーグ構想にかかわっての10年については「すべて大変だった(笑)。2017年3月に一般社団法人のTリーグを立ち上げて、それから開幕まで1年半という短い準備期間のなかで立ち上げたので、チームを決めるのも大変だったが、そのあとのスポンサーを集めるのも大変だった」とその苦労を振り返った。しかし「でも“国技館でTリーグを開幕します”と一言言えたことは良かった。大変なことも多かったが、今となってはいい思い出しかない。選手たちもTリーグができて海外から帰ってきてやってくれたし、チームも地域と密着して、お客様も非常に喜んでくれた。そういうお客様、選手、関係者の笑顔を作れたのが本当に良かったと思っている」と笑顔を見せた。

 ファンの中には松下氏の退任を惜しむ声も多いが「残念と言っていただけるのはうれしいが、これからTリーグはどんどん整っていって発展していくと思うので、これから新しい形のTリーグを引き続き応援していただき、ファンの方々が育てていくTリーグになってほしい。引き続き応援していただければと思っています」などとファンへメッセージを贈った。

 松下氏の今後については7月8日に開催される社員総会で決定されるのだが「新しいポストを作っていただき、そこで応援していくという形になると思う」と話した。
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