下北沢の本多劇場グループが観客を入れての公演を再開
出演の井上薫、安藤みどり、小飯塚貴世江(左から)
実力派女優3人による会話劇『人の気も知らないで』を上演
この日から始まった本多劇場グループ PRESENTS『人の気も知らないで』は安藤みどり(劇団俳優座)、井上薫(NLT)、小飯塚貴世江の3人の実力派女優による会話劇。iakuの横山拓也の脚本を子供鉅人の益山貴司が演出した。
舞台は日曜日のカフェ。広告会社勤務の女性3人が同僚の結婚式の余興の打ち合わせのためにそのカフェに集まるのだが、交通事故に遭って入院中の別の同僚の女性アデコの容態がことのほか芳しくなかったことから、なかなか余興の話は進まない。そのうちアデコに対する話題をきっかけとし、それぞれの考え方がすれ違っていく――といったストーリー。
作品が終わり、3人がカーテンコールで現れると客席が少ない分、みんないつもより強めの拍手をしていたように見えるのは気のせいか。
終演後のアナウンスでも一気にみんなが出口に殺到しないように注意を促し、またこれまでは当たり前だった役者、関係者との面会や差し入れ等ができないことをアナウンス。やはりここでも最後まで感染防止への徹底した対策が講じられた。
本多劇場グループではしばらくはこういった対策を取った上での上演が行われるという。また今公演では動画配信サービスvimeoでも有料配信が行われている。
同公演は28日まで小劇場B1で上演。劇場での観劇についてはカルテット・オンライン、ライブ配信のチケットはPeatixで扱っている。公演の詳細は同劇場のHP( http://www.honda-geki.com/b1main.html )から。