テリー伊藤、青汁王子を称賛「31歳の自分は手越祐也だった」



 発表会には、この日三崎とは初対面だというタレントで演出家のテリー伊藤も出席。「正直びっくりした。1億円も誰が出すのって思って。でも、まだ31歳でしょ。手越祐也とほとんど一緒くらい。僕なんて自分が31歳の頃は女の子のお尻ばかり追いかけ回していて、手越と変わりませんでしたよ。僕の感覚では、そんなことをしようとは思えなかったから、その若さで若者に手を差し伸べようと気づいたあなたはすごい」と、三崎と基金を讃えた。

 三崎は「今まで色々大変なことがあったが、去年は今までで一番つらかった。本当にお金がなくて大変だった。でも、僕は経営者でもあったけど投資家でもありました。当時投資していた会社が、今どんどん大きくなっていて、現在は彼らが救ってくれた部分も大きい。誰かを助ける、投資することの大切さを知った。20代後半の頃は私的にお金を使ったこともあったが何も残らなかった。もっと早くやっておくべきでした」と語った。これを聞いて伊藤は「普通はそういうことに気づく頃には50を過ぎてる。ジャスティン・ビーバーはきっとまだ気づいていないよ」と、会場の笑いを誘った。


 また、MCが今年で70歳を迎えた伊藤に「若い頃苦労したことは?」と聞くと、伊藤は「苦労はなかった」と即答。「ただ、途方には暮れてましたね、学生時代はずっと遊んでいたから。合コンみたいなものをずっとやってて、大学を卒業する時、僕だけが就職できなかった。そんな時に、大学時代に自分が開いたコンサートの(最後に)幕が閉まる時だけ、涙が出たことを思い出した。自分の実力や努力で泣いたのは、その一回きりだった。だから、演出の仕事がしたいなあと思って、すがりついてテレビの業界にきた」と自身の当時を語った。

「若者のみらい応援基金」には15歳から応募可能だ。伊藤は若者へのメッセージとして「何をやって生きたらいいか分からないという若者も多い。まずは今までがんばってきたことを箇条書きにしてみてほしい。その中で、気づくことがあるかもしれない。頑張れることを探してみてほしい」と若者へのエールを送った。また「エンタメ領域に関しては、僕が協力できることは協力したい」と三崎のビジネスも応援する姿勢を見せていた。
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