視界すべてがクラゲ! 幻想的な水中世界に没入するサンシャイン水族館の新展示に癒される
“お腹いっぱい”のミズクラゲ
クラゲがまんべんなく広がって漂う幻想的な光景に、一瞬バーチャル映像かと思ってしまったほどだが、この非日常空間を作り出す演出には水族館ならではの知見が生かされている。
クラゲは、拍動によって自力で泳ぐことはできるものの、水流に逆らって泳ぐほどの遊泳力はない(ちなみに水中で漂って生活する遊泳力の乏しい生き物はみなプランクトンと呼ばれる。よってクラゲもプランクトン)。そのため、水槽全体にまんべんなくクラゲを漂わせるためには、複雑な水流を作らなければならない。今回「クラゲパノラマ」水槽では、なんと約40本もの配管を設置し、クラゲが複雑に張り巡らされた水流にのってたゆたう光景を偏りなく作り上げている。
また背景を暗くし、照明を手前に当てることで暗い海の中でクラゲが浮き上がるかのような光景を演出。ちなみに敢えてカラーライティングをしていないのは、クラゲの生態をありのまま観察できるようにするため。よく見ると、四つ葉のクローバーのような模様が濃いオレンジ色のクラゲもいれば、薄い色のクラゲもいる。実はこの模様はクラゲの消化器官。オレンジ色が濃いクラゲは、動物性プランクトンで“お腹いっぱい”、模様の色が薄いクラゲは空腹状態ということのようだ。
クラゲは、拍動によって自力で泳ぐことはできるものの、水流に逆らって泳ぐほどの遊泳力はない(ちなみに水中で漂って生活する遊泳力の乏しい生き物はみなプランクトンと呼ばれる。よってクラゲもプランクトン)。そのため、水槽全体にまんべんなくクラゲを漂わせるためには、複雑な水流を作らなければならない。今回「クラゲパノラマ」水槽では、なんと約40本もの配管を設置し、クラゲが複雑に張り巡らされた水流にのってたゆたう光景を偏りなく作り上げている。
また背景を暗くし、照明を手前に当てることで暗い海の中でクラゲが浮き上がるかのような光景を演出。ちなみに敢えてカラーライティングをしていないのは、クラゲの生態をありのまま観察できるようにするため。よく見ると、四つ葉のクローバーのような模様が濃いオレンジ色のクラゲもいれば、薄い色のクラゲもいる。実はこの模様はクラゲの消化器官。オレンジ色が濃いクラゲは、動物性プランクトンで“お腹いっぱい”、模様の色が薄いクラゲは空腹状態ということのようだ。