扇久保と朝倉海がバンタム級王座決定戦。浅倉カンナは初の年下・古瀬を迎撃【RIZIN】
浅倉カンナ(左)に19歳の古瀬美月が挑む
カンナは「その先を見て、しっかり試合をしたい」とベルトへこだわり
9日大会では2017年に行われた「女子スーパーアトム級トーナメント」覇者の浅倉カンナ(パラエストラ松戸)が初参戦となる古瀬美月(Y&K MMA ACADEMY)を迎え撃つ。
浅倉は2018年大晦日に初代RIZIN女子スーパーアトム級王座決定戦で浜崎朱加に、昨年6月には山本美憂に敗れ2連敗とトップ戦線から大きく後退したものの、その後、アリーシャ・ザペテラ、KOTC王者のジェイミー・ヒンショーに連勝し再浮上。今回は初めての年下の選手との対戦となる。
古瀬はDEEP JEWELSを主戦場にする19歳。2018年に行われたAbemaTVの「格闘代理戦争3rdシーズン」に出場し、準決勝であいに勝利を収めている。現在はDEEP JEWELSで4連勝と実績を挙げ、RIZIN初参戦をつかみ取った。
浅倉は「今までは自分が相手を超えていく試合が多かったが、今回は初めて自分より年が下の選手と戦うということで、しっかり自分が壁になって良い勝ち方をしたい。そして今まで試合を楽しみに待ってくれていたファンの方々全員と一緒に、RIZINを、格闘技を盛り上げていければいいなと思っています」と初めての“受けて立つ”という立場にも油断はない。古瀬の印象については「古瀬選手は自分より年下で勢いがある選手ですが、試合に対する思いとかはいつもと変わらず、その先を見て、しっかり試合をしたい」と話し、“その先”については「チャンピオンベルトをかけて戦いたいとずっと言っているので、そこにつながる勝ち方ができれば」と王座へのこだわりを見せた。
対する古瀬は「ずっと目標にしていたRIZINの舞台に立てて、すごくうれしい気持ちでいっぱい。相手は浅倉選手ということですが、自分も勝てると思ってこの場に立っている。いろんな人に自分の名前、顔、ファイトを見てもらえる良い機会だと思うので、しっかり勝ちにいきます」と勝利宣言。しかし浅倉の印象については「寝技とかレスリングというグラウンドのイメージが強かったが、何回か練習をさせていただいた時に打撃もすごく強いと感じた。一筋縄ではいかないというか、自分は打撃が得意だが、それだけでは勝てない。全部が強い選手だと思っている」と慎重な物言いを見せた。