ネイルカラーもトップコートも必要なし!そのままの爪が美しくなる「育爪」とは?

 新型コロナウイルスの感染拡大によるおうち時間で、注目を集めたのが普段はできないスペシャルケアを自宅で行う「おこもり美容」。外出自粛でネイルサロンに行けない期間に、自分でできるホームケアを見直した人も多いのでは? そんな中でネイルカラーや爪磨きを行わず、素の爪を美しい形に育てる「育爪(いくづめ)」を提唱するのが、「育爪サロン ラメリック」代表の育爪スタイリスト・嶋田美津惠さんだ。今回、嶋田さんの最新刊『女は爪で美人になる』(SBクリエイティブ)の発売を記念し、自由が丘のサロンで開催されたプレス向け育爪体験会の模様を記者がレポートする。
「育爪サロン ラメリック」代表の育爪スタイリスト・嶋田美津惠さん
 10年ほどネイリストとして活躍していた嶋田さんは、ある時を境にネイル材料が原因の化学物質過敏症となってしまい、それをきっかけにカラーリングの施術を辞めて自爪の手入れだけを続けることに。すると、これまでカラーリングで起きていた爪のトラブルなどもなくなっていった。この経験から、独自のお手入れ法を「育爪」と名付けて現在に至るのだとか。

「育爪」では、ジェルやカラーリング、コート剤などを一切使わずに、オイルを塗って自分の爪に弾力を出すことで丈夫にしていく。そのほかにも爪を道具のように使わない指使いを習得する、伸びた爪は爪切りで切らずに爪用の紙やすりで削ることが重要なポイント。「育爪」をすると、ネイルベッドと呼ばれる爪のピンク色の部分が、大きく縦長で形が良くなるのだそう。「爪が変わるだけで、これだけ皆さん変わるんだなって。どんな爪の方でも自爪が丈夫になって、爪に目を向け出すと、本来のありのままの自分に近づいていきます」と嶋田さん。
1 2 3>>>