驚異のスタミナ発揮!黒部三奈が修斗初代女王の座に輝く【8・1 修斗】

時折、タックルも仕掛けた黒部だったがテイクダウンには至らず(撮影・堀田真央人)
最後まで真っ向打ち合った2人(撮影・堀田真央人)

最後は「初代女王を抱きたい男の中の男、出てこいや!」で締めくくる


 レスリングをベースにする杉本だったが、この日はグラウンドの展開は一度もなし。ほぼノンストップに近い打ち合いを展開した2人だったが、試合終了後、正座の杉本に対し、黒部はヒザに手は置いたものの、そのままコーナーへ。黒部の驚異のスタミナを物語る一場面だった。

 判定はジャッジ3者とも30-27の3-0で黒部が勝利を収め、初代女王の称号を得た。

 黒部は試合後のマイクで「修斗初代女王の黒部三奈です。やっぱりみんなベルトにかける思いは強くて、杉本さんもそうだったと思います。本当はカッコよく勝ちたかったんですけど、3R、泥試合をやってしまいました。私にとってもここが終着点ではない。これからももっと上を目指して、43歳ですけど、まだまだできるところを見せたいと思います」と挨拶。

 そして「最後に一言だけ。初代女王を抱きたい男の中の男、出てこいや! あて先はこちら」と恒例の自虐ネタから一歩進み、かつての恋人募集ネタで締めくくった。
プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.5」(8月1日、東京・後楽園ホール)
◆メインイベント/第5試合 THINKS INTERNATIONAL Presents「修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント決勝戦」5分3R
○黒部三奈(マスタージャパン)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)杉本 恵(AACC ※インフィニティリーグ2019王者)●

◆セミファイナル/第4試合「環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦」5分3R
●田丸 匠(同級1位/NASCER DO SOL)(3R3分23秒、TKO)安藤達也(同級3位/フリー)○

◆第3試合 フライ級5分3R
●木内“SKINNY ZOMBIE”崇雅(世界ストロー級7位/和術慧舟會GODS)(1R24秒、KO)黒澤亮平(世界ストロー級8位/パラエストラ松戸)○

◆第2試合 「インフィニティリーグ2020」バンタム級5分2R
△石井逸人(勝ち点2/TRIBE TOKYO M.M.A.)(判定0-0=19-19、19-19、19-19)小野島恒太(勝ち点2/CombatWorkoutDiamonds)△

◆第1試合 ウェルター級5分2R
△宮路智之(パラエストラ松戸)(判定0-0=19-19、19-19、19-19)飯田健夫(フリー)△
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