安藤達也が田丸匠を破り悲願の王座獲得「やっとベルトを巻くことができた」【8・1 修斗】
田丸(左)のミドルに手こずった安藤だったが…(撮影・堀田真央人)
安藤の左ストレートが炸裂(撮影・堀田真央人)
カウンターの左ストレートでダウンを奪い、パウンドの連打でKO
2人は1R開始から目まぐるしい攻防を展開。田丸が右ミドル、右ハイで攻め込むが、安藤は一気に距離を詰めると組み付いてケージに押し込んでいく。ケージ際でポジションの取り合いとなるが、田丸は巧みに足をかけてテイクダウンに成功。しかし勢いが余り、安藤に上を取られてしまう。田丸は下から腕十字を狙うが安藤はしのぐとサイドからバックを取ってスリーパーを取りかけるが、田丸はすぐに正対して脱出。田丸はすかさず組みつきケージに押し込むが安藤が体勢を入れ替えたところで、田丸がマウスピースを吐き出していたためブレイク。
再開後、スタンドに戻ると田丸の右ミドルに安藤が右のパンチを合わせる展開に。
田丸が安藤をケージに詰めるが、安藤がカウンターで左ストレート。ダウンした田丸に安藤がパウンドの連打で追い込むと田丸は下から安藤の足をたぐり必死の防戦。しかし安藤は絶妙なボディーバランスでここをしのぐと亀になった田丸になおもパウンドと鉄槌の嵐。田丸の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。
会心の勝利に安藤はケージに駆け上がり、喜びを爆発。
試合後のマイクでは「結構最近いろいろあって、前回の試合も流れてしまったりしたけど、たくさんの人が支えてくれてリングに上がれて今日やっとベルトを巻くことができた。たくさん遠回りしちゃって、もっと早くここにたどりつけるかと思ってたけど、今、ここに(ベルトが)ついているんで実感しました。応援ありがとうございました」と語った。