動物病院に飼い主さんが連れてくる犬の怪我って?

 家族の一員として毎日の生活に彩りを加えてくれるペットたち。飼い主は、大切な彼らが元気で安全に暮らせるように、つねに気にかけることが必要です。気を付けるポイントを、動物病院の看護師みるまめさんが教えてくれます。

 愛犬のトラブル時に駆け込む動物病院。実際に勤務していると具合が悪い子はもちろんケガをしてしまった!と駆け込んでくる飼い主さんも実は多いのです。そこで今回は実際に合ったワンちゃんたちの怪我の実例をご紹介します。

●咬傷


 実はとても多い咬傷、多頭飼いをされている方で同居犬同士の喧嘩から傷を負ってしまう子もいればドッグランで見ず知らずの子にやられてしまったという子も…傷の度合いによって消毒のみで済む場合もあれば縫合が必要なケースも。出血があっても慌てずにかかりつけの病院にかかりましょう。他のおうちの子とトラブルになった場合には飼い主同士連絡先を交換しておくのがベターです。

●爪折れ


 こちらもよくある爪折れ事故。根元から折れてしまうと想像以上に出血するので驚いて連れてこられる方が多い怪我です。しっかりと止血した後消毒し、場合によってはテーピングなどを行いますが適切な処置を行えば出血はすぐ止まりますので安心してくださいね♪

●皮膚の裂傷


 こちらはおうちでセルフトリミングをしている方に多い怪我です。バリカンやハサミなど、特に毛玉を取り除こうとしたときに皮膚まで切れてしまう事が多いようです。表面の皮膚だけが切れた場合実はあまり出血しないため数日気が付かない方も。膿んでしまうこともありますのでセルフトリミング後は念のため全身チェックをしてあげましょう。

●火傷


 一番多いのはコンセントやコードなどをイタズラし感電してしまった後の火傷です。こちらは度合いによって大掛かりな治療となります。過去にお口が大きく裂けてしまった子もいました。感電はその他内臓器にも大きなダメージを与えてしまうため速やかに病院へ連れていきましょう。


 いかがでしたか?どんなに注意していてもケガをしてしまうのは仕方がありません。重要なのはその後の対処です。困ったときに駆け込めるようかかりつけの病院を作っておくといいですよ♪
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