ナイツが語るコロナ禍での漫才
第7世代にはもう手が出ない
本書では77本のネタが収録されています。今回ネタを選ぶ中で。一番印象に残っているネタとか、時事問題って?
塙「僕はこの5年間に子供が2人生まれているんですが、今思うとそういった個人的な時事ネタも漫才にしていたんだなって思い出しました。だから子供が大きくなった時に“お前が生まれたのはちょうど、G7の伊勢志摩サミットの時なんだぞ”とか言えるな、とか(笑)」
土屋「僕は森友問題の籠池さんですね。塙さんが顔が似ていて、ネタにさせてもらったことも多かったので、籠池さんには思い入れは強いですよね。籠池さんに関するネタは寄席でもよくやるし他人とは思えないです」
今現在、気になるニュースや人物は?
塙「やっぱりお笑い第7世代ですね。第7世代にはもう手が出ないというか、強すぎて。やっぱり、(霜降り明星の)せいやがチンコ出したときは、もう勝てないと思いました。手も足も出ませんでしたよ(笑)」
土屋「今はやっぱりコロナウイルス関連ですね。ニュース自体が面白いということではないんですが、そこから生まれる政治家の発言といった部分の時事ネタ。そういうのはたくさんあるので、振り返ったときにどう笑える漫才になっているかは結構重要だと思います」
ネタ以外にも年表形式で主だったニュースもピックアップされており、ナイツのネタで笑う一方で、しみじみとこの5年を振り返ることもできる一冊になっている。