Dream Ayaが大学で授業 レンズ付きカメラでフィルムやフィルムカメラの素晴らしさ伝える
授業は、現在、自身の活動の軸となっている写真を使った内容で、デジタルカメラやスマートフォンの登場によって失われつつあるフィルムやフィルムカメラの素晴らしさや楽しさを伝えようというもの。近年人気が再燃しているレンズ付フィルム「写ルンです」を事前配布し写真を撮影してもらい、そのフィルムをDream Ayaが自ら現像しプリント。できあがった写真を一緒に見ながら、写真に捉えたものや捉えようとしたもの、その構図などから表現について考えた。
大きなスクリーンに写真を次々に映し出されたのは、飼っている猫、レトロな看板、身の回りの風景などさまざま。普段はスマートフォンなどその場で確認しながら撮影をすることがほとんどの学生たちは、机を並べる仲間が撮った写真を熱心に見つめていた。Ayaは撮影した学生たちに写真や被写体について質問したり、より良い写真を撮影するためのアドバイスもした。
現像しプリントされた写真は、アルバムにファイリングして撮影者のもとに返却された。また、額装することで印象も変わるとして、選ばれた何点かの作品はフレームに入れて手渡された。
この日、Dream Ayaが講義をしたのは同大学の人文学部表現学科「現代表現論」。それゆえに、表現することについての質問も。「(作品に)自分の不安が乗ってしまうのが怖い。どうしたら自信を持てるのか」という質問に、Dream Ayaは「自分が自由に歌うためのルーティンを作ること。ライブの日、レコーディングの日、いろんなことを試して、自分に合ったものを作って、これだけやったら大丈夫と言い聞かせました。もともと私は、ダンスも人の何倍もやらないとダメだったので、ルーティンと練習回数ですね」と、話していた。
Dream Ayaは17年にE-girlsを卒業。その後、E-girlsなどからなるE.G.famlyでチーフ・クリエイティブ・マネージャーを務め、2020年1月にLDHから独立した。現在は、写真店に勤務しながら、撮影やイベント出演などフリーランスで活動している。