大仁田厚が“聖地”川崎球場跡地に凱旋。故青木篤志さんと20周年の佐藤光留に捧げる電流爆破デスマッチを決行
鈴木に攻め込まれる大仁田
最後は大仁田が爆破バットのフルスイングで川村から3カウント
試合前、大仁田は「17年に全日本プロレスで初めて、電流爆破のリングに上がってくれたのが青木選手と佐藤選手。その行動に感謝の気持ちを込めて、参戦することを決めました」と話した。セミファイナルに組まれた大仁田の試合(大仁田、リッキー・フジ、佐野直組vsヨシタツ、鈴木秀樹、ロッキー川村組)は当初、ストリートファイトマッチの予定だったが、大仁田の強い要望を、ヨシタツ組が承諾したため、急きょ電流爆破バット6人タッグデスマッチに変更された。
リッキー、佐野を従えて、先に入場した大仁田はリング上に花を手向け、故青木さんに黙祷を捧げ、追悼の意を表した。通常より5倍の火薬量が使用されたが、まずは爆破バットで鈴木がリッキーを一撃。2発目はヨシタツが大仁田を襲った。あまりの破壊力にしばし悶絶した大仁田だが、蘇生すると、ヨシタツに赤い毒霧を噴射。川村にリッキーがカミカゼを見舞うと、大仁田が爆破バットをフルスイング。半失神状態の川村をカバーして、9分24秒、体固めで3カウントを奪った。