カメラがとらえた葛藤そして平手友梨奈との絆!欅坂46 インタビュー

小池美波、小林由依、菅井友香、原田葵、守屋茜、渡邉理佐


 2016年『サイレントマジョリティー』で衝撃のデビューを飾って以来、従来のアイドルグループのイメージを覆す作品世界や迫力のパフォーマンスで、異色の存在感を放ってきた欅坂46。今年8月には、グループ改名を発表し、その動向に注目が集まる彼女たちが、欅坂46として最初で最後のドキュメンタリー映画となる本作、そしてグループの未来に向ける思いを語った。
【写真左から】小池美波、菅井友香、小林由依、渡邉理佐、守屋茜、原田葵 撮影・蔦野裕 ヘアメイク・平松浩幸(Maxstar)、Mao(Maxstar)、伊藤麻友巳

デビュー当時の初々しい映像にメンバーも懐かしさ爆発!


菅井友香(以下:菅井)「みんなそれぞれ成長したなと思います」

守屋茜(以下:守屋)「友香も、最初のころよりすごくコミュニケーションをとりやすくなったと思う。心を開いてくれたというか」

菅井「最初、開いてなかった?(笑)。(渡邉)理佐もけっこう変わったと思う。話していて、すごく大人になったなと思うことがよくある。でも、いい意味でいたずらっ子のところは変わらないでほしいけど(笑)」

渡邉理佐(以下:渡邉)「誰かにちょっかいを出したりとかして、それで笑ってくれるのがうれしいんです。せっかく友香がそんなうれしいことを言ってくれたので、これからも変わらずみんなをイジっていきたいと思います(笑)」

小池美波(以下:小池)「(原田)葵ちゃんとか?」

小林由依(以下:小林)「それこそ変わらないでいてほしい“末っ子感”があるかも」

4人「あるある(笑)」

原田葵(以下:原田)「私は大人になります~!」

 そんな彼女たちのグループ加入時を振り返ると…。

菅井「「欅坂46には、それまで普通の学生として過ごしていたりアイドルの世界のことを何も知らなかったメンバーも多く、私たちは真っ白なままこの世界に入らせていただいたなと思います。初のお披露目イベント(2015年11月)や、初ライブ(2016年3月/東京国際フォーラム)などすべてが初めてで、大変なこともあったけど今振り返ると純粋に楽しかったし、希望に満ちあふれていたなと思います」

渡邉「東京国際フォーラムでの初めてのライブでは、こんなステージに立たせていただいてありがたく思いながらも、ひたすら緊張していました(笑)。今は、緊張しつつ楽しめる余裕もできてきたと思うんですけど、その当時は本当にずっと緊張していて。必死に食らいつきながらパフォーマンスしていた記憶があります」

原田「私も、最初のころはまだ何も分かってなくて、とにかくデビューまでひたすらレッスンしていました。『サイレントマジョリティー』といういい曲を頂いて、ただただ目の前のことをやらなきゃという気持ちでした。でもさすがに4年も経つと、何をするにしても自分が何をするべきなのか考えて、周りを見て動けるようになってきた気がします。握手会一つにしても、言葉一つで相手の方を傷つけてしまう怖さもあれば、強く励ますこともできるんだと分かって、相手がどう思うか考えて動けるようになったので、少しずつ成長しているのかなと思っています」

小池「私はもともと関西出身だったのでデビューを機に上京して一瞬で生活が変わって。今まで自分が親や友人、いろんな人に頼ってきたんだと分かったし、これからはすべて自分で考えて行動し、責任を持つんだと自覚して、自分に対する意識も変わりました。ただ、加入当時はメンバーに対して踏み込んでいけず打ち解けるまで少し時間がかかってしまい、今考えるとその時期がもったいなかったなと思います(笑)」

守屋「私もデビュー当時は、ただただ振り付けを間違えないようにやることだけを考えていて、それをやり遂げるだけで精一杯だったんですけど、だんだんと見せ方とか振り付けに合わせた表情など、自分なりに考えることを楽しめるようになりました。今振り返ると、デビュー当時は初めて経験することばかりで何もかもがすごく楽しかったです」

小林「欅坂46に入ってから初めての握手会で初めてファンの方とお会いして、私のことを応援して好きになって足を運んでくださる方がこんなにいらっしゃるんだと思ってすごく感動したのをよく覚えています。それからずっと、ファンの方はうれしいことがあれば一緒に喜んでくれ、大変なときは応援してくれました。そんなファンの方がいるから私たちは活動できているし、そんな皆さんのためにも頑張りたいと思ってやってきました」
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