皇治が天心の言う「格闘技の本質」に同調しつつも「プロスポーツの本質」にも言及【RIZIN.24】

試合後の会見に応じた皇治

「武尊のほうが強い。やったら面白い。そういうカードが早く実現しないと盛り上がらない」


 皇治は2018年12月に武尊と対戦。その時は2度のダウンを奪われ、判定で敗れたのだが、2人の印象を問われると「2人がやってみなければ分からないし、相性もあるけど、俺ははっきり言うんで」と前置きしたうえで「武尊のほうが強い。やったら面白いんじゃないですか。ただ、俺が言えることじゃない。2人に負けてるんで。でも2人とやった俺が言うとしたら、武尊のほうが強いと思う。それから武尊は一切逃げてないと思うんで、いつかやってくれたらいいですよね。ということはリング上で天心君に言いました。“もう分かってるやろ”って。でも、あの子たち怒るやんか、俺が何か言うと(笑)。でも、俺はほんまに格闘技界が盛り上がったらうれしいと思ってる。選手としては今日は情けない試合をしてしまったけど、格闘技を盛り上げたいと思っているひとりとしては、そういうカードが早く実現しないと盛り上がらないと違うかと。今日、俺が天心に殴られることができたのも、俺が行動したからですよ。男なんでそういうところを見せてほしいですね2人には」と語った。

 また今回、大会直前に勃発した関西地区で生中継がなかった件については「今度は関テレの社長とタイマン張ろうと思ってます(笑)。これは冗談で。前も言ったけど、天心より半沢直樹より、阪神タイガースが一番強敵だった。“さすがの皇治も阪神には勝てへんか”とアンチに言われたが、勝てるわけないやろ!って(笑)。タイガースに勝てとったらやばいやろ、ってそんな感じ。でも格闘技もタイガースに勝てるようなメジャーなスポーツになったら俺はうれしい」と先の「プロスポーツの本質」にもつながる話を展開した。

 もっともこの件については最後にRIZINスタッフから「ツイッターのトレンドでは半沢直樹より大河ドラマの『麒麟がくる』のほうがすごい数だった」と報告され「半沢にも、そのわけ分からんドラマにも阪神にも負けて…ぼろ負けですやん」と笑わせた。
「RIZIN.24」(9月27日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)
◆第11試合 スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(58.5kg)
○那須川天心(TARGET/Cygames)(判定3-0=30-27、30-27、30-27)皇治(TEAM ONE)●

◆第10試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり
○朝倉海(トライフォース赤坂)(1R2分37秒、TKO)昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)●

◆第9試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)※肘あり
○武田光司(BRAVE)(判定2-1)川名雄生(Y&K MMA ACADEMY)●

◆第8試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)※肘あり
○久米鷹介(ALIVE)(判定2-1)北岡悟(ロータス世田谷/パンクラスイズム横浜)●

◆第7試合 スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(60.0kg)
●北川裕紀(ZERO ONE GYM)(2R27秒、KO)平塚大士(チームドラゴン)○

◆第6試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(61.0kg)※肘あり
●金太郎(パンクラス大阪稲垣組)(判定0-2)瀧澤謙太(フリー)○

◆第5試合 スペシャルワンマッチ RIZIN 女子MMAルール:5分3R(53.0kg)※肘あり
○RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)(判定3-0)富松恵美(パラエストラ松戸)●

◆第4試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(66.0kg)※肘あり
○芦田崇宏(BRAVE)(1R4分25秒、アームロック)萩原京平(SMOKER GYM)●

◆第3試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMA特別ルール:3分3R (120.0kg)※肘あり
○スダリオ剛(フリー)(1R3分、TKO ※終了時。ドクターストップ)ディラン・ジェイムス(ランズエンドプロレスリング)●

◆第2試合 スペシャルワンマッチ RIZIN キックボクシングルール:3分3R(55.0kg)
○江幡睦(伊原道場)(判定3-0=30-26、30-26、30-26)良星(平井道場)●

◆第1試合 スペシャルワンマッチ RIZIN MMAルール:5分3R(71.0kg)
●矢地祐介(KRAZY BEE)(判定1-2)大原樹里(KIBAマーシャルアーツクラブ)○
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