【川越発】お寺から LGBTQ啓発のSAITAMA RAINBOWフェスティバルがスタート

　10月4日には、オープニングイベントとしてアメリカの同性婚裁判を記録したドキュメンタリー映画『ジェンダー・マリアージュ』の映画鑑賞会を開催。冒頭のトークショーイベントでは、実際の同性婚裁判に携わっている中川重徳弁護士が登壇し最明寺副住職と「仏教寺院と LGBTQ」をテーマにディスカッションを行う。

　川越では、今年の1月に「ありのままの自分」を祝福するレインボー成人式や、1kmに及ぶプライドパレードが大々的に開催され、5月には市よりパートーナーシップ宣誓制度が発表され、同市にある最明寺でも仏前での同性結婚式のサービスが始まるなど、多様性を認める街として多くの活動が行われている。

　今回の企画は、寺院が多い川越だからこそ敢えて古くから地域に根付く「お寺」で、このような啓発イベントを開催したいとの思いが込められており、LGBTQを否定しない仏教と、従来の寺院の役割とは異なるこれからの新しい時代の、新しいお寺の活用方法としても注目のイベントだ。