芦田愛菜、関西弁で「楽しんでってや~」主演映画初日舞台あいさつ
そんな芦田を「めちゃめちゃ演技がうまい。本を読む力もある。人とコミュニケーションをとる力もある」と絶賛する大森監督。「でも映画監督って変で、そんな芦田さんの意図していないところを撮りたくなる。意図できない部分、例えば背中だったり、そういうところからこぼれ落ちてくる芦田さんが持っているものを映画に魅力的に出していきたいと思った。今、芦田さんが言っていた1人のシーンもそう。僕もすごく好きなんです」と手放しでたたえた。
続いて、登壇者に「ずっと信じていたのに間違いだったこと、勘違いだったこと」とをボードに書いて発表。芦田は猫を飼い始めたら想像以上にかわいかったというエピソードを、永瀬は「ずっと“片付ける”ことを“なおす”と言っていたが、通じない人もいると知った」という話を披露。そして大森監督は「家庭崩壊」と、穏やかならぬ回答。「ずっと、うちは家庭崩壊すると思いながら育ってきたけど、最近、すごく仲がいいので、思い違いだったなと」と語る大森監督に、監督の実弟・大森南朋や、父である舞踏家・麿赤兒を知る永瀬は「弟さんもお父さんにもお世話になったことがあるので、反応しづらい」と苦笑。
さらにこの日は、タイトルアートを手がけた現代アーティスト清川あさみがゲストとして登場。刺繍で制作されているタイトルアートの原画をサプライズでプレゼントされた芦田は「刺繍の繊細さがちひろの心の繊細さを表しているようだと思っていました。実際に見ると圧倒されます」と大感激していた。
映画『星の子』は全国公開中。