THE RAMPAGE、ロック調のバラードで恐怖を表現した新曲『FEARS』
撮影・蔦野裕
ドロドロさをロックバラードにすると、より強くドロドロ感が伝わってくる
――新曲『FEARS』は、イントロからインパクトがあるロック調のバラード。最初の印象を教えてください。
LIKIYA:ドロドロさをロックバラードにすると、より強くドロドロ感が伝わってくるなと思いました。
陣:ダークな世界観に人の心の“人間らしい”部分が表現されていると感じました。
吉野北人(以下、吉野):イントロから心に深く入っていき、静かに入るメロディーに感傷的になりました。
RIKU:果たして、自分に表現しきれるのか、不安を感じました。確実に、THE RAMPAGEの音楽の幅を広げてくれることは間違いないと思っていたので、不安と同時に気合も入りました。
川村壱馬(以下、川村):今、この世の中の状況で、この歌詞で、この楽曲をリリースできることにとても意味を感じました。世界観として、今の状況に重ね合わせることができる内容になっているので、みなさんに微かな光、希望が届けばうれしく思います。
ーーこの曲はドラマ『恐怖新聞』のために書き下ろされた楽曲ですが、表現する上で、作品から影響を受けている部分はありますか?
吉野:見えない恐怖に対しての不安や苦しみ、です。
RIKU:当たり前が当たり前でなくなることへの恐怖です。自分ひとりではどうにもできないことに対しての憤りみたいなものを表現するように努めました。
川村:恐縮ながら、原作を存じ上げていなかったので、大きな影響というのはないのですが、楽曲のコンセプトとして“恐怖”というものがあったので、テイストに沿って、ゾクッとするようなフレーズを作れたらなと、レコーディングもミュージックビデオの撮影にも臨まさせていただきました。
陣:“恐怖”を感じたことは誰しもあると思うので、自分の過去を振り返りイメージするきっかけになりました。
LIKIYA:自分としては、曲を聴いたままに振り付けをしました。ドラマにハマるといいなと思います。