ジャーナリスト・大門小百合 「やらないよりは、やってみることを心がけたい」



 1897年3月に創刊された「The Japan Times」。福沢
諭吉の遠縁である山田季治が社長を務め、文明開化まもない日本における「外国人との間に生じる誤解を解消し、真の日本の実情を知らせ、相互理解を促進する」ことを目的に発刊されたという。「学生時代から、何か英語を使った仕事に就きたいなという気持ちがあった」と話す大門さんは、ジャパンタイムズに入社後、米・ハーバード大学やサウジアラビアのリヤドなどでも取材、研究。今は独立し、新たなスタートを切る。

「いろいろな人の話を伺う仕事をしてきたので、人の話をきちんと聞くことは大事だと思っています。ニュースって、黙っていてもこれがニュースだよと取材相手が教えてくれるわけではないんですね。“聞く術”が大切です。そして人の縁ですね。たくさんの方に助けていただいて自分の今があるので、人から頼まれたことに対しては応えるように心がけたいです」

いま、関心のあることについて聞かれると。

「女性進出が盛んになりつつありますが、まだまだ日本はダイバーシティという意味では世界から遅れています。理解しようとしていないわけではなく、外国に比べると日本は、隣に外国人やLGBTQの方々があまりいないため遠い存在になりがち。日本社会がダイバーシティに理解を持てるような記事をこれからもっと書いていきたいです」



現在、新型コロナウイルスの影響で渡航が難しい状況にある。さまざまな国の現場を見てきた大門さんは、「若い時に海外に行くことによってとても勉強になる。海外と日本のつながりを大切にして、それらを教育に取り込めるようにしていけたらと思います」と語る。

毎日の暮らしの中で大切にしていることは何だろうか。

「人とのご縁でここまでやってこられたので、人との関係は大切にしたいと思っています。そして、やりたいことをやれるようにがんばること。チャンスがもらえたら、チャンスをきちんと受け止めてやり抜く。やらないで終わる人生と、たとえダメだったとしてもやってみる人生、どちらを選びますか? と言われたら、「やってみます」と答えることで、次の道がひらけてくると思います。難しいなと思っても、やらないよりはやってみることを心掛けたいですね」

【番組INFO】
アクティブオーガニック「Be」presents「BeStyle」は、TBSラジオで、毎週土曜午前5時30分~6時にオンエア。radikoでも聴取可。詳しくはHPを参照。
https://www.tbsradio.jp/be/

また、当日の模様は、動画配信にて以下の「要潤公式チャンネル」からも視聴可能。
あなたの「なりたい」が見つかるかも――。
https://www.youtube.com/channel/UCkBTutqUvWTad0UHMAwieMg/community

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