伊藤健太郎、黒木瞳監督から相手役・伊藤沙莉に“ドッキリ演出”の指示「本番中に“行け、行け!”って」



 そんな伊藤沙莉と伊藤健太郎、夫婦役の2人のシーンでは、黒木監督が伊藤沙莉に内緒で伊藤健太郎に“ある指示”を出したといい、伊藤健太郎が「台本には書いてなかったんですけど、本番前に黒木監督から、こうしてくれと言われて僕も最初、戸惑いまして。タイミングが来たらやってと言われていたんですけど、行っていいものなのか引きべきなのかと迷っていたんです。そうしたら、本番中ですよ、ベースにいる監督から“行け!行け!”とすごい言われて(笑)」と苦笑しながら振り返ると、黒木監督は「聞こえているはずなのになかなか行かないんですよ。けっこうへこたれですよね」と厳しい一言。「行こうと思ったんですよ、でも(伊藤沙莉が)顔を背けちゃって…」と弁明する伊藤健太郎に、今度は伊藤沙莉が「だったら顎クイとかできたんじゃない?」。これには伊藤健太郎も「それは僕の技量不足で申し訳ないです」と白旗。

“ドッキリ演出”を仕掛けた黒木監督は「女優の身からしたらルール違反。私がされたら怒ったかもしれない(笑)。沙莉ちゃんには申し訳ないなと思ったのですがクレームもなかったのでよかった」と胸をなでおろし、伊藤沙莉も「すてきなシーンになりましたし良かったです」。そこに伊藤健太郎が「オレには(クレーム)あっただろ!」とぼやき、会場を笑わせた。果たしてどんなシーンなのか具体的には明かされなかったものの、伊藤健太郎と伊藤沙莉のシーンが、より楽しみになりそうだ。
 
『十二単衣を着た悪魔』は11月6日より全国公開。