黒木瞳、三吉彩花にマンツーマンで演技指導「私が持つすべてを教えたいと思った」



 映画『十二単衣を着た悪魔』完成報告会が20日、渋谷のセルリアンタワー能楽堂にて行われ、伊藤健太郎、三吉彩花、伊藤沙莉、山村紅葉、笹野高史豪華キャストと黒木瞳監督が能舞台上に登壇した。

 内館牧子の同名小説を原作とした黒木瞳監督による長編2作目。伊藤が演じる、ネガティブ思考のフリーター青年が源氏物語の世界にタイムスリップをし、三吉彩花が演じる強く美しき女性・弘徽殿の女御と出会い、成長していく姿を描く。

 主人公・雷役に伊藤健太郎を熱望したという黒木監督。「よく行くラジオ局のエレベーターに健太郎くんの番組ポスターが貼ってあって、エレベーターが開くと健太郎さんがいらっしゃって。この方が雷ちゃんをやってくれたら、といつも見つめていました…ポスターなので、見つめられていたんですけど」。黒木監督から熱心なオファーを受けた伊藤も「ずっと“見つめていて”よかったです」と笑いを誘った。
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