所チームの悲願の初優勝に桜庭「なぜ俺がいないときに優勝する?」【QUINTET】
1回戦で宇野(左)と所の対戦が実現(撮影・蔦野裕)
所英男vs宇野薫が実現
ここで所と宇野という夢の対決が実現。2人は2005年に一度「HERO’S」で対戦。その時は宇野が3-0の判定で勝利を収めている。
酸いも甘いもかぎ分けたベテラン同士の対戦となったが、ともに年齢を感じさせないスピーディーな動きを見せる。所がスライディングしながら宇野の足を狙えば、宇野もしのいでタックルでテイクダウンを狙う。
所がアームロックから腕十字を狙う動きを見せるが、宇野も合わせて回転し極めさせない。その動きの中で宇野が足を狙うが所もしのぐ。
攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となるが、勝ち上がるためには所と大将の金原正徳を破らねばならない宇野が徐々に攻め込み、残り1分を切ったところで所に指導が出る。
サイドバックポジションからの再開となったが、所は素早く正対し、下のポジションで防御。なかなか所の足をさばけない宇野は残り10秒でバックを取るが、所は宇野の左腕をわきに挟み首は取らせず。
試合終了のゴングが鳴り、8分ドローで2人が失格。所チームが1人残しで勝利を収めた。