所チームの悲願の初優勝に桜庭「なぜ俺がいないときに優勝する?」【QUINTET】

決勝を締めくくったのは今成(右)。三角絞めを狙う橋本をリフト(撮影・蔦野裕)

最後は副将・今成がきっちり仕事。大将・所が1人残り


 小谷と白木が消え、次は所チームの中堅・中村とCARPE DIEMの副将・竹浦正起が対戦。竹浦の膝十字、中村のアキレス腱固めとともに一本となってもおかしくないような厳しい攻防を展開したうえで、8分ドロー。これでCARPE DIEMは残りは大将・橋本知之のみとなり、所チームがリーチをかけた。

 所チームの副将は今成正和。“足関十段”の異名を持つ今成は開始早々、橋本の左足を取り、極めかけるがここは橋本が脱出。シッティングからグラウンドの攻防を狙う橋本に対し、今成も下からの攻めを狙う。

 橋本は今成の下からの攻めをしのぐとバックを取って、4の字ロックでがっちり固めると、徐々に足を上げていき三角絞めを狙うが今成はしっかり防御。終盤、下から足関節を狙う今成に対し、パスガードを狙う橋本。残り1分の段階で上を取った今成に対し、橋本は下から三角絞めを狙う。しかし極めが甘く、残り10秒で今成が橋本をリフト。なんとか極めにいく橋本を今成がマットに置くと試合終了のゴング。

 所チームがCARPE DIEMを破り悲願の初優勝を果たした。

 試合後の表彰式でプロデューサーの桜庭は「所チーム! なぜ俺がいないときに優勝する?」とジョーク交じりで優勝した所チームを称えた。