KO-D無差別級王者・遠藤哲哉が「D王GP」初戦で秋山準と志願の激突【DDT】
UNIVERSAL王座をかけて対戦する王者・上野(右)とMAO
上野勇希とMAOがUNIVERSAL王座戦の調印式で火花
また、会見では8日の「DDT TV SHOW!」で、DDT UNIVERSAL王座を懸けて戦う上野勇希とMAOが独特の言い回しで火花を散らした。
前日に行われた「DDT UNIVERSAL選手権」でクリス・ブルックスを下して、同王座を奪取した上野は「昨日、このベルトを奪取できた。前王者のクリスは世界で戦ってきた選手。そのクリスから獲れたのは光栄。気が引き締まる前王者だったと思う。『ディザスター・ボックス(DB)』から離れるタイミングで獲れたベルト。DBを離れたところで戦っていかなきゃいけない。世界に発信していかないといけないベルト。初めてシングルの王座に戴冠して、モチベーションは上がっている。タイトル戦が決まっているので、コンディションを上げていきたい」とコメント。
その後の調印式を終えた挑戦者のMAOは宮城弁で「オラ、ちょっとヒザ悪くして、4カ月半ぐれぇ休んでたんだけども、昨日、復帰戦やって、まあまあ調子よかったんで、ベルトさ挑戦してみてえなって思って。チャンピオンで防衛した遠藤さんが、(宮城県)白石市の観光大使になったみてえな話あって、ベルト獲ったら観光大使になれんでねえかなと思って。オラもちょっと古川(大崎市)の役場さ、このベルト持って、伊藤(康志)市長を表敬訪問して、オラも観光大使になろうかなというもくろみがあるんだけども。実現してえから、ベルトを獲んねえとわかんねえです」と話した。
これに対抗して、上野は英語で「I’ll do my best.I am champion.」と発言し、「MAOさんが宮城弁で宮城に発信していこうという姿勢を見て、せっかくなら僕は世界に発信しこうかなと思った」と説明。
両者は共に、かつて若手主体のブランドとして存在していたDNAでファイトしていたが、MAOは「オラたちの世代がDDTの中心になりつつあるっつうことで。そういうのしねえと団体っつうのはダメだから。オラたちがDDT見せていかねえと」と、上野は「DNAでやってたMAOさんというより、僕はあの頃、まだデビューして、1年、2年経たないくらいでDNAは休止になってしまったので。DNAの若手同士でしのぎ合ってたというよりは、DNAのトップで戦っていたMAOさんがチャレンジャーとして来てくれて。DNA世代という感覚もあるんですけど、MAOさんをチャレンジャーとして迎えるうれしさがある」と語り、同世代でのタイトル戦を意識していた。