オリンピックに向けスカウトも!? 中条あやみカヌーとの出会いを語る
オリンピックへの夢を絶たれたヒロインは、パラカヌーと出会い再び挑戦者となる…! 脚本家・土橋章宏が実在するパラカヌー日本代表選手との交流を通じて作り上げた、感動の物語。若い女性からも絶大な人気を誇る女優・中条あやみが、難易度の高い競技カヌーに挑戦。「オリンピックを目指せるレベル」という運動能力でアスリートを演じ切る。
撮影・堀田真央人/ヘアメイク・山口朋子(HITOME)/スタイリスト・上田リサ(HITOME) シャツ4万8000円/ワイズ(ワイズプレスルーム︎03-5463-1540)、ジャンプスーツ6万2000円/ステア(ステア︎03-5465-2077)、シューズ5万2000円/ロンシャン(ロンシャン・ジャパン︎0120-150-116)、ピアス3万5000円、リング2万7000円、8万5000円、3万2000円、3万4000円、4万2000円/すべてステラハリウッド(ステラハリウッド︎03-6805-0390)各税別
競技用カヌーもすぐに乗りこなした驚異の身体能力!
本作のオファーがあったとき「最初は自分にこの役が務まるのか不安でした」と振り返る中条あやみ。
「カヌーはまったくの未経験でしたし、パラスポーツについてもよく知らない自分が、きちんとこの役を演じることができるのか正直、自信がなかったんです。でも台本を読んで、遥の前向きなキャラクターに引かれて挑戦してみたいと思いました」
中条が本作『水上のフライト』で演じる主人公・遥は、事故に遭いオリンピックへの夢が絶たれるもカヌーと出会い、コーチや仲間、家族に支えられながら再び世界を目指していく。本作で中条は未経験のカヌー、しかも難易度の高い競技用カヌーに挑戦。撮影前、1カ月の間に通常のカヌーと競技用カヌー両方の指導者について特訓したという。
「難しそうだとは思っていたのですが実際に初めて乗ってみると本当に難しくて、やっぱりできないかも…と思ったこともありました。一番最初はプールで練習していたのですが、競技用カヌーは幅が細くて、なかなか乗れなかったり、何度も水に落ちたりして、けっこう絶望的だったのですが(笑)、実際に川に出てみると水の流れを生かして進むことができたり、風が心地よくて気分も開放的になって、すごく楽しくなってきたんです。そこからの上達は早かったと思います。風や水の流れを読んだり、どれくらい力を入れて漕ぐとどれだけ進むかが分かるようになったり。自然の中で漕いでいるうちに、水や船との一体感を感じるようになり、そこからコツをつかんだというか、本当に楽しくなり、それが上達にもつながったと思います」
兼重淳監督も驚くほどの上達ぶりを見せ、カヌーの指導コーチから「次のオリンピックに出られる可能性があるから本格的にやったほうがいい」とまで言われたとか。
「スカウトされました(笑)。そんなにほめていただけるなら、カヌー選手を目指してみてもいいかな、なんて思ってしまいました。でも確かに、そうやってほめられるとどんどん楽しくなって、気づいたらいろいろな技ができるようになっていたんです。当初は、難しい部分はボディーダブルの方にお願いするかもと言われていたのですが、結局ほとんど私が演じることができたので、自分でもびっくりしました」