東京国際映画祭閉幕!のん主演作“唯一の賞”受賞に感激「数年ぶりの主演映画で」



 大九監督が同映画祭で観客賞を受賞したのは2017年の『勝手にふるえてろ』に続いて2度目。大九監督は「3年前に頂いたときとは、世界もこの映画祭もまったく違うかたちとなりました。海外の映画祭がリモートや配信だけで行うなか、実際に観客が一緒にスクリーンで映画を見るという形で実施されたのは本当に素晴らしいこと」と映画祭の開催と受賞を喜び、主演のんも観客賞トロフィーを手に「毎年設けられている賞ではありますが今年は唯一の賞、観客の皆さんに応援していただいた賞ということで大変うれしく思います。私事ではありますが、この映画は何年ぶりかの主演映画であり、大九監督に呼んでいただいて本当に光栄に思っています」と感謝。「映画は観客の方々に見ていただいて初めて完成するもの。この賞もすごく大切に受け止めたいです」と晴れやかな笑顔を見せた。来場できなかった共演者の林遣都、橋本愛からも感激のコメントが寄せられた。

 また小池百合子東京都知事も「映画は国境や言語を超えて人々の共感を呼び相互理解を促すことができる媒体。世界がともに試練に立ち向かい社会が目まぐるしい変化をしているときこそ必要。東京都は今の難局を乗り越え、来年行われるスポーツと文化の祭典、東京2020を成功に導いてまいります」とコメントを寄せた。