「川越でジャズ映画」へと導いたヘルシンキの灯り【映画『リ、ライト』】
写真は当時のもの
小学校1年生で描いた絵本が、物語づくりにハマったきっかけ
「あらためて考えてみると、僕の興味は映画よりも『物語がつくりたい』が先でした」と話す一ノ瀬監督。絵を描いたり、工作をしたりするのが好きな子ども時代を過ごしたそうです。創作の芽生えは早かったんですね。
「小学校1年生の時、母親から『絵本を描いてみたら?』とすすめられたんです。描いた絵本を先生に見せたら、クラスメイトの前で発表することになって。読み終わった後、全員から拍手をもらった時の、恥ずかしいような、誇らしいような喜びは、今も覚えています。『自分の創作した物語を誰かに伝える』というこの経験が、僕の中では刷り込み効果となって、今につながっているのかもしれませんね」と振り返ります。是非絵本を読んみたいですね!
子どもの頃から「物語」にこだわってきた一ノ瀬監督。これまでは短編中心に製作を進めてきたが、ついに長編映画を撮ることに。そこには、ヘルシンキから川越とつながる、不思議な出会いがあったそうです。