ボクシングの元東洋太平洋王者・京太郎がK-1復帰。「10年後の子供たちの選択肢が広がれば」【K-1】

チームドラゴンの後輩となる武尊との2ショット

将来的なボクシングと他の格闘技の“二刀流”の実現に言及


 このとらえどころのないコメントの一方で、今回のK-1参戦については「僕はボクシング界にお世話になっていて、K-1にもこれから新たにお世話になる。その中で、まだボクシング界に恩返しができていないので、またボクシングで試合がしたいと思っていて、両方でやっていきたいと思っている」と話す。現在、日本ボクシングコミッションでは他の格闘技と二刀流で活動することはできないルールとなっている。

 京太郎はこの現実を踏まえたうえで「10年後にプロを目指す子たちの選択肢が広がればいいというのが僕の一番の願い。僕がいろいろな格闘技をやってきて思うのはそういうこと。10年後の子供たちの選択肢が広がったら幸せだなというのが一番の考えです」と選手が少ないヘビー級の現状から、いわゆるボクシングと他の格闘技の“二刀流”の実現への思いを口にした。

 また自ら切り出した旧K-1でのファイトマネーの未払い問題については「ピーター・アーツとやる時に5回断ったんですけどやらされた。でもお金はもらえていない。試合前はファイトマネーもいくらかは分からなかった。わけの分からない時に少しお金が振り込まれているという演歌のような厳しい時代を乗り越えました。未払いはいまだにいくらかは分からない。全部外国人が持っていっている」と語った。
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