真っ白な灰に!?アニメ化50周年で劇場版『あしたのジョー』上映イベント

 1970年4月に放送を開始したアニメ版『あしたのジョー』が今年で50周年となる。放送開始50周年を記念し、劇場版『あしたのジョー』(第1作)の上映イベントが23日(月・祝)、中野区の野方区民ホールにて行われる。
野方区民ホールで劇場版『あしたのジョー』上映イベントが行われる
 1968年1月から1973年6月まで『少年マガジン』で連載された高森朝雄(梶原一騎)原作、ちばてつや作画による同名ボクシング漫画を、監督に出崎統、作画に金山明博、荒木伸吾、杉野昭夫、演出に波多正美、吉川惣司、石黒昇、平田敏夫、富野喜幸(現・由悠季)ら豪華スタッフ陣で制作したTVアニメ版『あしたのジョー』は、鮮烈なイメージで社会的反響を巻き起こした。

 TVアニメシリーズから10年後に実写畑の福田陽一郎監督が再構成した劇場版『あしたのジョー』は、同作の公開とTVアニメの再放送で人気が再燃、のちにTVアニメシリーズの続編が制作されるきっかけになった作品だ。落ちぶれたボクシングトレーナーの丹下段平は、不良少年のジョーこと矢吹丈と出会う。丈のボクサーとしての才能を開花させようとする段平と、少年院で出会った宿命のライバル・力石徹によって、ジョーはボクシング人生にはまっていくが……。

 上映後にはアニメ版『あしたのジョー』(第1作)の主題歌を担当した尾藤イサオによるトーク&ミニライブ、アニメ版の生みの親のひとりである丸山正雄(企画・脚本)に漫画界を代表して森川ジョージ(「はじめの一歩」作者)、アニメ界を代表して野口征恒(アニメーター)のジョーマニア2人が当時の話を聞くトークセッションを開催。野方区民ホールは定員248席のところを110人に限定し、前後左右の席の間隔を空けるなどの感染対策を講じる。

 チケットはPassMarketで発売中。3連休の最終日となるが、真っ白な灰になるまで燃え尽きたい人はぜひ。
1 2>>>