テコンドー全日本9連覇の江畑秀範がデビュー戦で判定負け【RIZIN.25】

判定で佐野(左)が勝利

「普段の自分の管理が足りなかった」と反省


 江畑は試合後の会見で「出る前は緊張していたが、出る前に音楽が流れたときはすごく気持ちよかったし、みんなに注目されて試合ができるのは幸せな瞬間だった。ただ以前からの課題だったスタミナの問題が克服できなかった。キックボクシングだからとか、ルールなどは関係なくアスリートとしての普段の自分の管理が足りなかったと率直に思った」と試合を振り返った。

 また「ルールは関係ない」とはいうものの「アマチュア競技だと相手の顔面にクリーンヒットをした時や相手が嫌な顔をした時に審判がカウントを数えだすが、プロは完全に倒れないとカウントを数えない。自分の蹴りやパンチが相手に効く分、自分にも効くということを今回体感した」とやはり戸惑いはあったよう。

 スタミナの問題については「スタミナ不足というのは単なる言い訳。普段、例えば、仕事の合間とか朝早く起きてとか、少しの合間にできたことをちょっと怠けていたのかなと感じた。それが一番大きな原因だと思うし、2分3Rがテコンドーのルール。3分3Rもそうだし、練習では軽いスパーリングをしたことはあるが、本気のスパーリングをしたことがない。蹴り技を中心にしていこうと考えていたので、本気のスパーリングをすると相手や自分の足がケガをしてしまったりして、練習に支障が出るのでマススパーリングしかしたことがない。今回、3分3Rでやって思った以上にスタミナを消費された」と話した。