ユーミン、コロナ禍の文化芸術活動にエール。ライブは「日常をビビッドに変えてくれる」

ライブ再開への思いを語るユーミン
ライブは日常をビビッドに変えてくれる

 音楽業界では無観客のオンライン配信が台頭し、大きなパラダイムシフトが起きた2020年。今年は「配信ライブの利点がわかったと思う」とした上で、「それ以上のパワーがある」と、観客と共に作り上げるライブの魅力も語った。

 「ライブは行こうと決めた時から始まっているもの。何日か後に好きな人のライブや公演があると思うと、電車の風景を変える。日常のさまざまなことをビビッドに変えてくれる。会場に行けば、一息でふっと自分の思い出を引き出してくれたり、ライトのビームを目で追ったり、さまざまなものが環境として入ってくる。ライブには無限の選択肢があって、心に影響を与えるんですね。それを作っているスタッフの情熱がステージに作用する。目に見えないもので出来ているのがライブです」と松任谷。最後は、「全国にはたくさんの表現者、支えるスタッフの方々がいる。ライブを諦めない、送り続けるという意思が必要ですし、それを楽しみにするお客様の心が必ず復活させると思う」と言葉に力を込めた。

 「JAPAN LIVE YELL project」公式サイトでは、楽曲『春よ、来い』を松任谷由実、平原綾香、全国の子どもたちで歌いつなぐ応援ムービー「ライブのリレー」を公開している。
「JAPAN LIVE YELL project」公式サイト: https://jlyp.jp/
応援ムービー「ライブのリレー」:https://youtu.be/RQIDOuEST8U
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