KO-D無差別級王者・遠藤哲哉と樋口和貞が壮絶な両者KOドロー【DDT】

樋口はこの日、持ち前のパワー殺法であと一歩まで遠藤を追い込んだ

樋口は大阪で無失点の高尾と対戦


 一方、樋口は「『D王』は生半可じゃないな。昨日の大石、足1本もっていかれたけど、今日は遠藤になくされたよ、左足。ただ、明日(29日)、大阪で高尾蒼馬と公式戦。足がきかなくても、腕ではってでも大阪に行ってやるよ。今日は勝てなかったけど、次のことを考えます」と先を見据えた。

 この日、Bブロックでは高尾が大石に勝って2連勝(得点4)したが、遠藤が得点5(失点1)で単独首位をキープ。ただ、遠藤は29日の大阪・アゼリア大正ホールでは、DDT UNIVERSAL王者・上野勇希との対戦を控えており、油断は禁物。無失点の高尾は樋口と対戦するだけに、大阪決戦はBブロックの今後の行方を占う重要な大会になりそうだ。

 なお、Aブロックでは、28日の成増大会で、HARASHIMAがMAOを下して無敗の2連勝を飾り、不戦勝を加えて得点6に伸ばした。29日の大阪大会では、竹下幸之介がクリス・ブルックスと対戦する。竹下は昨年の「D王」公式戦、2月の初代UNIVERSAL王座決定戦で敗れており、雪辱を期して挑む。
DDTプロレスリング「D王 GRAND PRIX 2021 in NARIMASU!」(11月28日、東京・成増アクトホール)
◆オープニングマッチ 30分1本勝負
坂口征夫(2分43秒、変形羽根折り固め)岡谷英樹

◆第2試合 ノータッチルール 30分1本勝負
男色ディーノ&アントーニオ本多&●中村圭吾(9分56秒、片エビ固め)赤井沙希&松永智充&納谷幸男○
※チョークスラム

◆第3試合 Aブロック公式リーグ戦 30分1本勝負
●彰人〈3戦1勝2敗1不戦勝4点〉(13分10秒、変形十字架固め)クリス・ブルックス○〈3戦1勝2敗1不戦勝4点〉

◆第4試合 Aブロック公式リーグ戦 30分1本勝負
○HARASHIMA〈2戦2勝1不戦勝6点〉(12分49秒、片エビ固め)MAO●〈2戦2敗1不戦勝2点〉
※蒼魔刀

◆第5試合 Bブロック公式リーグ戦 30分1本勝負
○高尾蒼馬〈2戦2勝4点〉(2分30秒、エビ固め)大石真翔●〈3戦1勝2敗2点〉
※ランニング・エルボーバット

◆セミファイナル Bブロック公式リーグ戦 30分1本勝負
○秋山準〈2戦1勝1敗2点〉(9分53秒、リングアウト勝ち)勝俣瞬馬●〈3戦3敗0点〉

◆メインイベント Bブロック公式リーグ戦 30分1本勝負
▲遠藤哲哉〈3戦2勝1分5点〉(20分56秒、両者KO)樋口和貞▲〈3戦1勝1敗1分3点〉

◆Aブロック公式リーグ戦
□坂口征夫(不戦勝)佐々木大輔■
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