ゴンナパーが林健太を破り悲願の王座獲得。「天国の父の供養にもなりました」【K-1】

悲願のベルトを巻いたゴンナパー(撮影・堀田真央人)

林「練習してきたことが半分くらいしか出せなかった」


 試合後の会見でゴンナパーは「今はずっと夢見ていたK-1チャンピオンになれて本当にうれしく思っています。今日の林選手は、とても強く、スピードもあり、3年前と比べて本当に強くなっている、と感じました。父には、こうして自分の夢を達成することができましたと言いたい。いま天国の上から見て、もう分かってると思います」などと語った。

 試合後の会見で林は「3月に負けて、今回は応援してくれている人たちを絶対喜ばせたい、絶対期待に応えたい、と挑んだのですが、また結局応えられず申し訳ない」と肩を落とした。

 試合については「(ゴンナパーは)パンチも蹴りも強かった。(対策は)半分くらいしかできなかった。途中でゴンナパー選手のパンチが硬くて、目が折れたかなと思った。ずっと二重に見えていて、距離感がつかめなかった。前回(3月の朝久戦)やったときも、自分が熱くなりすぎて、ガムシャラになってカウンターもらってやられるパターン。とにかく落ち着いて戦うのが、一番のモットーやった。落ち着いて戦えたとは思うが、練習してきたことが全部出せたかというと、半分くらいしか出せなかったという印象」などと振り返った。
「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K-1冬の大一番~」(12月13日、東京・両国国技館)
◆プレリミナリーファイト第1試合/K-1フェザー級/3分3R
●梅田将成(KFG URAWA)(1R31秒、KO)松山勇汰(TEAM TOP ZEROS)○

◆プレリミナリーファイト第2試合/-53kg契約/3分3R
○倉田永輝(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R2分57秒、KO)豊田優輝(B.W)●

◆プレリミナリーファイト第3試合/K-1スーパー・フェザー級/3分3R
●聖也(WSRフェアテックス西川口)(1R33秒、KO)北村夏輝(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)○

◆プレリミナリーファイト第4試合/K-1フェザー級/3分3R
●秀樹(レンジャージム)(3R1分23秒、KO)稲垣澪(K-1ジム大宮チームレオン)○

◆プレリミナリーファイト第5試合/-95kg契約/3分3R
○植村真弥(WSRフェアテックス幕張)(1R2分55秒、KO)メイサム・エシギ(士魂村上塾)●


◆第1試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○不可思(クロスポイント吉祥寺)(2R3分9秒、KO)鈴木勇人(K-1ジム五反田チームキングス)●

◆第2試合/スーパーファイト/K-1スーパー・バンタム級/3分3R・延長1R
○佐々木洵樹(POWER OF DREAM)(判定3-0=29-27、30-26、30-26)璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)●

◆第3試合/スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R
軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)(2R1分56秒、KO)亀本勇翔(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)

◆第4試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
○和島大海(月心会チーム侍)(1R2分3秒、KO)藤岡裕平(九州ジム・VLOS)●

◆第5試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
●大沢文也(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)(延長判定1-2=9-10、10-9、9-10 本戦判定1-0=30-29、29-29、30-30)瓦田脩二(K-1ジム総本部チームペガサス)○

◆第6試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R・延長1R
○佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(判定3-0=30-29、30-29、30-28)大和哲也(大和ジム)●

◆第7試合/スーパーファイト/K-1ライト級/3分3R・延長1R
○朝久泰央(朝久道場)(3R1分48秒、KO)蓮實光(パラエストラ栃木)●

◆第8試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
●島野浩太朗(菅原道場)(2R3分、KO)芦澤竜誠(PURGE TOKYO)○

◆第9試合/スーパーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
○村越優汰(湘南格闘クラブ)(判定3-0=30-27、30-27、30-26)山本直樹(優弥道場)●

◆第10試合/スーパーファイト/-58.5kg契約/3分3R・延長1R
●卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)(2R8秒、反則)才賀紀左衛門(PURGE TOKYO)○

◆第11試合/スーパーファイト/K-1スーパー・ウェルター級/3分3R・延長1R
○木村“フィリップ”ミノル(PURGE TOKYO)(2R2分50秒、TKO)アビラル・ヒマラヤン・チーター(志村道場)●

◆第12試合/K-1 WORLD GPライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
●林健太(FLYSKY GYM)(判定0-2=29-29、29-30、28-30)ゴンナパー・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)○
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