野本ダイトリ「女の子が食べられなくなるという状況がこの業界で初めて起こった」【2020年重大ニュース】

10月10日に新宿・歌舞伎町にオープンしたSOD LAND
 コロナ禍ではVRもそうですが、配信が伸びました。3月くらいから他の一般の動画配信サイトのように会員数が増えました。DVDに関してはインバウンドがなくなり、緊急事態宣言で街に人がいなくなり都内では売り上げが落ちました。でも地方では、逆に店舗に行くという人がいて、グッズやDVDの売上はそんなに落ちませんでした。業界的には売り上げが上がったというところもあると思いますが、まるまる撮影ができなかった期間があるので、そこの部分の新作の売り上げがないことで遅れて影響がでるだろうというのが業界の状況です。

 SOD LANDについては歌舞伎町の他の飲食店の売り上げがなかなか回復しない中で、たくさんの方にご来場していただいています。さすがに陽性者が一日500人を超えた時はさすがに少し減ったんですが、それでも満員で入れない状況を続けてもらっています。もともと女優さんたちの仕事がふやせるように、福利厚生も目的の一つとして始めたお店なので、女の子が安心して働いてくれているので、それが一番良かったことだと思っています。

 店舗のコロナ対策についても、専門家の先生に相談して、さまざまな機材を入れたり、“換気タイム”といった演出を取り入れ、遊びの延長線上で換気をしたりといった逆転の発想から生まれた手法を取り入れています。それらが上手くいったら他の飲食店さんも真似をしてくれれば、と思っています。飲食業界も“ここまでやれば営業できる”という基準を作らないと続けにくいし、時短営業とか休業要請とかいわれても耐えられないと思います。

 
 今年の出来事としてもうひとつあげるなら、六本木の多目的トイレでセックスをしていた人が気になっています。今、世の中ではコロナの影響で“セックスはダメ”という風潮もあります。コロナの前から世の中の性欲が落ちていると感じていたところだったんですが、その中でもこの人の性欲はすごいと思いました。そしていろんな興味がわきました。

 多目的トイレでセックスをして1万円を渡してぱっと帰る。それを繰り返すというのは、バレないようにするための多目的トイレだったのか?それともトイレでやりたいという趣味嗜好、性癖としてだったのか?はたまたこの5分くらいの中でコンドームをつけていたのか?2人はどんな心理状況だったのか?そういうことがすごく気になりました。普通のAVよりエロい話だと思いました。会見ではその辺は語られなかったので、気になってしようがないです。うちにGIRL’S CHという女性向けのアダルトサイトがあるんですが、そこで男優でも監督でもいいのでデビューしてくれないかと思っています。
ソフト・オン・デマンド株式会社社長。SODクリエイトでAV監督を務め、2016年に代表取締役社長に就任。Youtubeに「SOFT ON DEMAND公式チャンネル」を設立、SOD LANDといった飲食店の開業などAVの枠を越えた新しい事業を展開している。
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