武尊がボクシング特訓の成果を披露「自分流のパンチにプラスアルファ。攻撃の選択肢が増えた」【K-1】

強烈な右ストレート
ケガをした左のパンチも思い切り打ち込む

3カ月前からボクシングのトレーナーに師事


 現在、藤原トレーナーに師事していることについては「拳をケガすることがすごく多かったし、攻撃の部分以外でも、技術的に拳をケガしにくい打ち方やバンテージの巻き方といった部分で、技術のほかにも教わるところがたくさんあると思ったし、自分には足りないところがすごくあると思ったので。今までは殴って倒すことを最優先していたが、現役が長くなるとケガも増えてくるし、そういうところでも成長していけたらという気持ちがあって、3カ月ほど前から教わっている。ボクシング界のトレーナーに贈られる賞があって、その賞を受賞していて、チャンピオンも育てている。いいトレーナーさんと聞いたので、教わりたいと思った」などとその経緯を語った。

 ボクシングトレーニングについては「僕のパンチの打ち方はキックボクシングでもムエタイでもボクシングでもない。自己流だと思っている。だから良かった部分もあるが、ダメだった部分もあった。そこを直すわけではなく、今の僕流のパンチにプラスエキスを加えるという感じで練習している。試合で試してないので、どう出てくるか分からないが、キレや、攻撃の部分だけではない部分が強化されているかと思う」「自分に一番足りないのはポジショニングかと思う。僕は今までオフェンスするポジションでしか戦っていなかった。自分が一番強く攻撃を打てるポジションから動かないのが僕のスタイルだった。今までになかったポジションに行って、違うポジションから打っていくコンビネーションとかパンチがあるということを学んだ。選択肢が増えた。同じ状況になったとしても今まで1パターンしかなかったものが違うパターンからも攻撃を始められる。ディフェンスも大事だが、オフェンスすることでのディフェンスが僕の強みでもあると思うので、そのパターンが増えたのかなと思う」などとその手応えを語る。