まさに“動く絵本”!アイルランドの伝説をもとにしたアニメ映画「ウルフウォーカー」【黒田勇樹のハイパーメディア鑑賞記】
あけましておめでとうございます、黒田勇樹です。
年明け早々、何やらまたまた大変な状況になっているようです。
緊急事態宣言も、どういう形になるのか。それによってはちょっとなあ、と思う今日この頃です。
とりあえずはこれまで同様、家で絵を描きながら来たるべき日に備えて充電しようかと。
いつだ?来たるべき日って?
今週も鑑賞記です。
年明け早々、何やらまたまた大変な状況になっているようです。
緊急事態宣言も、どういう形になるのか。それによってはちょっとなあ、と思う今日この頃です。
とりあえずはこれまで同様、家で絵を描きながら来たるべき日に備えて充電しようかと。
いつだ?来たるべき日って?
今週も鑑賞記です。
黒田勇樹
まさに“動く絵本”!アイルランドの伝説をもとにしたアニメ映画「ウルフウォーカー」
数々の映画祭で「アニメーション部門賞」を獲得しているアイルランドのアニメ映画「ウルフウォーカー」を観てきました。
これぞ「アニメ映画!」と拍手が止まらない傑作でした。具体的には“線”と“造形”をゴリゴリとカクカクさせて…パワーパフガールズみたいな!日本ではあまりお目にかかれない「毛先や手先なんかもう長方形みたいに描かれてる絵柄」で、大体のキャラが、まるサンカクしかくの太い線で幾何学的に描かれていて、主要なシーンの主要なキャラだけが流動的な線で描かれる。
これが「水彩画の様な背景」に乗せられることで、「情報が渋滞しない」
淡い景色の中を、ビビッドなキャラクターたちが動き回るので「どこを見ればいいか」が丁寧に優しく表現されていて、海外のファンタジーという難しさを飛び越えて、世界観も主人公たちの行動もすんなりと入ってくる。
更に、魔法だったり精神世界だったりは、まるで水墨画や古代の壁画をCGで光らせたような幻想的な表現で描かれ
「様々な画風のタッチを調和させる」技術の凄さが最大の見どころでした。
これ以外の見どころでいうと、スタンダードなケルト音楽が世界観を後押ししているところと、「狼とファンタジーの親和性」
なんで“狼”って、あんなにファンタジーにマッチするんですかね?赤ずきんちゃんから始まり、ネバーエンディングストーリーの虚無まで、ヴァンパイアやコウモリより、ここぞという時のファンタジーでの狼の活躍っぷりよ!
今作でも余すことなく、あらゆるタッチでふんだんに描かれる狼たちが物語を彩り、盛り上げます。
暗い世の中が続きますが、非常にカラフルで元気を貰えるダークファンタジー、タイミングが合えば是非、ご覧下さい!
数々の映画祭で「アニメーション部門賞」を獲得しているアイルランドのアニメ映画「ウルフウォーカー」を観てきました。
これぞ「アニメ映画!」と拍手が止まらない傑作でした。具体的には“線”と“造形”をゴリゴリとカクカクさせて…パワーパフガールズみたいな!日本ではあまりお目にかかれない「毛先や手先なんかもう長方形みたいに描かれてる絵柄」で、大体のキャラが、まるサンカクしかくの太い線で幾何学的に描かれていて、主要なシーンの主要なキャラだけが流動的な線で描かれる。
これが「水彩画の様な背景」に乗せられることで、「情報が渋滞しない」
淡い景色の中を、ビビッドなキャラクターたちが動き回るので「どこを見ればいいか」が丁寧に優しく表現されていて、海外のファンタジーという難しさを飛び越えて、世界観も主人公たちの行動もすんなりと入ってくる。
更に、魔法だったり精神世界だったりは、まるで水墨画や古代の壁画をCGで光らせたような幻想的な表現で描かれ
「様々な画風のタッチを調和させる」技術の凄さが最大の見どころでした。
これ以外の見どころでいうと、スタンダードなケルト音楽が世界観を後押ししているところと、「狼とファンタジーの親和性」
なんで“狼”って、あんなにファンタジーにマッチするんですかね?赤ずきんちゃんから始まり、ネバーエンディングストーリーの虚無まで、ヴァンパイアやコウモリより、ここぞという時のファンタジーでの狼の活躍っぷりよ!
今作でも余すことなく、あらゆるタッチでふんだんに描かれる狼たちが物語を彩り、盛り上げます。
暗い世の中が続きますが、非常にカラフルで元気を貰えるダークファンタジー、タイミングが合えば是非、ご覧下さい!
<人生相談の宛先はこちら>
黒田勇樹に相談したい方はメールにて相談内容をお送りください。メールには「ニックネーム、性別、年齢、ご相談内容」をご記載ください。メールアドレスは「sodan@tokyoheadline.com」になります。
黒田勇樹(くろだ・ゆうき)
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
Twitterアカウント:@yuukikuroda23
1982年、東京都生まれ。幼少時より俳優として舞台やドラマ、映画、CMなどで活躍。
主な出演ドラマ作品に『人間・失格 たとえば僕が死んだら』『セカンド・チャンス』(ともにTBS)、『ひとつ屋根の下2』(フジテレビ)など。山田洋次監督映画『学校III』にて日本アカデミー賞新人男優賞やキネマ旬報新人男優賞などを受賞。2010年5月をもって俳優業を引退し、「ハイパーメディアフリーター」と名乗り、ネットを中心に活動を始めるが2014年に「俳優復帰」を宣言し、小劇場を中心に精力的に活動を再開。
2016年に監督映画「恐怖!セミ男」がゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて上映。
現在は、映画やドラマ監督、舞台の脚本演出など幅広く活動中。
公式サイト:黒田運送(株)
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