『キオスク』東京公演開幕! 林翔太「こういう時代だからこそやるべき作品」

撮影:岸隆子

 林は、本作について「こういう時代だからこそやるべき作品だと思っています。残念ながら中止になってしまった公演もありますが、劇場に来てくださる皆さんのために全力で演じさせていただきます!」。さらに「兵庫公演で、改めてお客様の前でお芝居をする喜びを感じました。観に来られなくなってしまった方の気持ちも背負って頑張ります!」と、意気込む。

 フランツが出会う大人たちを、橋本さとし、大空ゆうひ、上西星来、吉田メタル、堀 文明、一路真輝、山路和弘と実力派キャストが演じる。

 橋本は、兵庫公演でのカーテンコールの鳴りやまない拍手に感動したといい、「そこで得た感動と喜びと感謝を胸に東京公演や他の各地公演もお届けしたいと思います。石丸さち子さんの熱くて緻密な超劇的な演出に役者が食らいつき創り上げた、真の人間のあり方を問う『キオスク』を“今”観ていただきたい」。

 大空は、本作を「日々、形を変えてゆったりと動き続ける生き物のようで繊細な作品」だといい、「東京の空気の中で新たに初日を開けるつもりで新鮮に臨みたい」とやる気。

 一路も、「東京公演も無事に走り抜けられますよう、心して頑張ります」としている。

 演出の石丸さち子は「厳しい時代を生きた精神を丁寧に描きつつ、演劇という快楽をたっぷり受け取って頂けるエンタテインメントに仕上げました。ライブの喜びを、全員でお届けいたします」と、コメントを寄せている。

 21日まで同所で。その後、静岡、愛知、広島で公演がある。