郷ひろみ、飲食業界にGO!「高音を攻めないとスリリングじゃない」とエール

 歌手の郷ひろみが15日、都内で行われた本格レストランガイド『ゴ・エ・ミヨ 2021』(ガストロノミー・パートナーズ)の発刊を記念した授賞式に登場し、作詞家の秋元康、作家の林真理子、タレントの彦摩呂、モデルの中村アンとともにゲストプレゼンターを務めた。



『ゴ・エ・ミヨ 2021』発刊授賞式に登場した郷ひろみ(写真左)と大阪「HAJIME」の米田肇シェフ

 1972年にフランスで創刊された『ゴ・エ・ミヨ』は、「新しい才能の発見」という特長を持ち、気鋭のシェフをいち早く見出す先見性に定評がある。調査店の中でもっとも斬新で完成度の高いインパクトのある料理を出した料理人に贈られる「今年のシェフ賞」は、大阪「HAJIME」の米田肇シェフが受賞した。プレゼンターとして登場した郷は、笑顔でプレートと2億4千万ならぬ賞金200万円のパネルを贈呈し、「(一緒に持っていると)まるで僕がいただいているみたい」とシェフを気遣った。


 米田シェフは「私が修行していた17年前、ヨーロッパのいろんなお店に勉強に行っていた時に一番読んでいた本がこの黄色い本。『ゴ・エ・ミヨ』はすごく前衛的で、挑戦している料理人を発掘することにおいて、自分の料理観と一緒の部分があった。新しいお店を発掘するという精神は料理の根本にある希望と同じ。今、飲食業界は大変な状況ですが、ぜひこの本を持って多くのお店に行ってほしいと思っています」と喜びを語った。


 郷はコロナ禍で厳しい状況にある飲食業界に向け、「僕自身が歌を歌っていて思うことは、高音を攻めないとスリリングじゃない。それが足を運んでくれた方たちに対してドキドキ感を与えること。もしかすると失敗するかもしれないし、でも失敗は許されないし……いつもそんなことを思いながらステージに立っているんですよ」と自身の経験を交えながら語りかけ「料理も同じで、行かなさすぎるとコンサバティブじゃないし、行きすぎると問題になってくるという、本当に微妙なところを攻めるのが今日選ばれた方たちじゃないかと思います。これからもいろんなことがあると思いますが、ぜひ攻める気持ちを念頭に置きながら素晴らしい料理をどんどん提供してほしい」とエールを贈った。


 全国33都道府県の403軒と「今年のシェフ賞」をはじめ9つの賞の16名の受賞者のインタビューを掲載した『ゴ・エ・ミヨ 2021』は17日発売。



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