石原裕次郎、渡哲也の貴重な温泉カラオケが復活!全音源初CD化「プライベート2」発売
昭和を代表する大スター、石原裕次郎と彼に憧れて映画界入りした渡哲也。2人がプライベートで仲間たちと楽しんだカラオケ歌唱が最新技術でよみがえる。全音源初CD化、ジャケット未使用写真を含む裕次郎100ページフォトブック付きのCD「石原裕次郎・渡 哲也 プライベート2」(テイチクエンタテインメント)が17日に発売された。
17日発売の「石原裕次郎・渡 哲也 プライベート2」(テイチクエンタテインメント)
裕次郎が生前こよなく愛した福井県芦原(あわら)温泉の老舗旅館「べにや」は1884年創業。先代主人がまき子夫人とゴルフ仲間だったことをきっかけに親交を深めた裕次郎は、プライベートでも幾度となく「べにや」を訪れ、1980年代には石原プロモーションの慰安旅行を兼ねて石原軍団とともに滞在。病に倒れた後もリハビリと静養で温泉を楽しみ、裕次郎が亡くなる前年の秋にも夫人を伴い40日間静養した特別な宿である。
大浴場と露天風呂が好きな裕次郎は、いつも温泉付きの特別室「呉竹」に宿泊して1日に何度も入浴。ロビーで庭園を眺めながら、好きなビールをゆっくり味わっていたという。夜は防音設備が施された館内のバー「くれない」で、渡哲也や仲間たちと心ゆくまでカラオケを楽しんだ。その模様が収められた録音テープや写真アルバムの存在はファンの間でも知られ、「べにや」を訪れるファンのために披露されることもあったという。ところが2018年、「べにや」から出火して本館を含む3棟が全焼。音源とアルバムは焼け跡に残った金庫から奇跡的に発見されるが、火災による熱でダメージが激しく、再生は難しい状態だと思われていた。