新美貴士が強敵・斗麗からダウンを奪っての判定勝ちで初防衛に成功【Krush.122】
苦しい戦いを制し、初防衛を果たした新美(左)はこの表情(撮影・蔦野裕)
斗麗「硬すぎた。力んでいた。判定は僕が弱かったんで仕方がない」
試合後の会見では「強い相手だったので、試合前から自信がなかったりしたときが結構多かったが、いろいろな人に支えてもらって、何とか気持ちで前に出て勝てた試合だった。(斗麗は)技が多彩で、ローやミドル、パンチもヒザも多彩。体幹も強い。いつものように攻めどころで攻めて印象づくりをしたかったが、そういうチャンスは少なかった。最後まで気を抜けなかった。ダウンを取って、判定で勝てたが、どっちが勝ってもおかしくないような試合だったので、僕ももっと強くならないといけないと思った。そこは斗麗選手に感謝している」などと試合を振り返った。
マイクアピールしたK-1王座については「もちろん、やっているからには一番上を目指しているのでK-1王者にもなりたい」と語った。
敗れた斗麗は試合後もまだ肩で息をしながら会見場に現れた。そして「俺が弱くて、新美選手が強かっただけ。もっと頑張ろうかなと思っている。(新美の)プレッシャーは逆に思っていたほどでもなくて、自分が硬すぎた。硬くて思うように動けなかった。力んでいた」などと試合を振り返った。ダウンのシーンについては「効いていないが、審判が判断したんでしようがない。自分が悪い。判定は僕が弱かったんで仕方がない」と潔い。そして「ここで負けた自分が弱かった。もっと練習して上に上がっていきます」と前を向いた。