宝仙学園高校ダンス部「光るダンスシューズ」パフォーマンスで圧倒 DCCチヨダ賞贈呈式で

「光るダンスシューズ」を履いてオリジナルダンス「進撃」を披露

 その後、部員がデザインしたオリジナルの「光るダンスシューズ」が一人ひとりに手渡された。「1、2、3」でボックスを開けた生徒たちは「キャーッ!」と歓声を上げて大興奮。出来上がったばかりのシューズを隅々まで眺め、口々に「光った」「すごい」「かわいい」と弾けるような笑顔に。部長の北山侑芽さんは「高校3年生にとっては最後の大会だったので、全学年で踊りきることができて最高の大会になりました。このシューズは私たちが一からデザインして、本当に素敵な靴になったので、これからもパワーアップできるようにたくさん靴を履いて踊りたいです」と感謝の言葉を述べた。早速、真新しいシューズに履き替えたメンバーは、“お礼のダンス”として改めて「進撃」を披露。ダンスと光が融合し、より幻想的に進化したパフォーマンスで関係者を圧倒した。


 贈呈式を終えた北山さんは「今回はいつもの大会より練習ができず、それぞれ自宅からzoomをつなぐなどして、個人練習をたくさん行いました。DCCの予選を突破して絶対に賞を獲りたいという気持ちがあったので、チヨダ賞をいただくことができて本当にうれしかったです」と顔をほころばせ、シューズのデザインを手がけた右近若葉さんは「一人ひとりがデザイン画を描いて、投票してこのシューズに決まりました。みんなで持ち寄ったデザインのいいところを取り入れています」、吉成琴音さんは「しし座をイメージして側面にライオンの横顔、内側に爪あとをデザインしました。実物がすごくカッコよくて、光るので気分も上がってダンスも力強くできたと思います」と仕上がりを喜んだ。


 FILAのスニーカーをベースにした「光るダンスシューズ」は、ラメのシューレースにレオパード柄のブルーのアッパー、「レグルス」(しし座α星の意)を表すロゴマークとしし座を左右にあしらったシルバーのアッパーがポイント。ソールには赤・緑・青・黄・水色・紫・白の7パターンの色と、4パターンに点滅するLEDが仕込まれた特別な一足となっている。