【K-1 K’FESTA】年間最大のイベントが今年は2DAYSで開催

【3.21 Day.1注目カード】

リベンジか!? 江川優生vs下剋上完遂か!? 椿原龍矢

　21日の「Day.1」（東京・東京ガーデンシアター）では王者・江川優生（POWER OF DREAM）に椿原龍矢（月心会チーム侍）が挑戦する「K-1 WORLD GPフェザー級タイトルマッチ」が行われる。

　この2人は昨年9月のK-1大阪大会でノンタイトル戦で対戦し、椿原が判定勝ちを収めている。椿原はこれまでも、軍司泰斗、西京春馬といった格上と思われる選手を相手にしばしば番狂わせを起こしており、「番狂わせ男」の面目躍如といったところだったのだが、この勝利に関しては「K-1 AWARDS 2020」で魔裟斗氏に「椿原選手が江川選手に勝つとは正直思っていなかった」と言わせるほどの大番狂わせだった。この勝利で殊勲賞を獲得した椿原はカード発表会見から「K-1 AWARDS 2020」の表彰式まで「試合が楽しみ」と終始、笑顔でリラックス。

　一方の江川はカード発表会見では「一度負けている時点で王者じゃないので、ベルトを掲げるのも肩に掛けるのも目の前に置いておくのもイライラしています」といらいらモード全開。前戦については試合の3週間前に左足の人差し指を骨折するというアクシデントがあったのだが、もちろんそれは言い訳にはならないし、するつもりもない。「（1週間後の）Day.2では武尊選手がメインでしっかりK-1を見せてくれると思うので、Day.1は自分が任されたつもりで全力で頑張りたい」と王者として大会をきっちりと締めくくる意欲を見せた。

　同門の武居由樹がK-1を卒業しボクシングに転向。POWER OF DREAMを託された形となったが「ジム名を汚さないように、看板選手としてこれがPOWER OF DREAMだという試合を見せられたらいいなと思います」と強い自覚を持つ。3月11日には武居がデビュー戦を迎えるのだが、また一段と江川の闘志に火をつけそうだ。