のん「東北に笑顔を届けたい気持ちは満々」片桐、尾美、大友ら『あまちゃん』メンバーとライブ

 


 のんが大友やSachiko Mと出会ったのは震災から2年経った夏。大友がしみじみと「あれから、 のんちゃん大きくなったよね」と話しかけると「はい! 猫背が治って、2センチ背が伸びました!」と仰天告白。これには配信画面のコメント欄も大爆笑。続いて大友バンドの被災地でのライブや、のんが三陸地方を訪れた写真を映しながら、ひとしきり東北の思い出トークに花が咲く。


 のんが「みんなで東北に笑顔を届けたい気持ちは満々です! 復興に向けて、みんなで応援できるような明るいライブを今日はやります!」と告げ、『ショーがはじまる!』『トキメキ』の2曲を歌う。いずれも昨年末、のんとも。Mでリリースしたアルバム『ショーがはじまるョ!』に収められた楽曲だ。


『ショーがはじまる!』は昭和のTV番組『シャボン玉ホリデー』をイメージして、ステイホーム期間に書かれた曲。曲間にクレイジーキャッツの谷啓の「ガチョ~ン!」を入れたのは大友の提案。大友は「ガチョーン」を楽曲の中でずっと言いたくて、この曲で夢が叶ったそう。歌謡ショウのような賑やかで楽しい曲だ。



 続いては、ハナ肇とクレージーキャッツが1963年に発表した『ハッスルホイ』。のん、たってのリクエストで新アルバムに収められた怪曲。のんが両腕両脚を左右に動かすハッスルダンスを交えながら「ハッスルホイ、ハッスルホイ」と熱唱。中盤、「ここでスペシャル・ゲストです!」と呼び込まれた尾美としのりが「ガチョ~ン!」と叫びながら登場。のんの横に立ち、ハッスルダンスを交えての大奮闘。♪なんだか知らぬが天下とった気分だよ!と高らかに歌う。


 尾美は『あまちゃん』で、のんの父親を演じたこともあり、コメント欄は『正宗パパ~!素敵!最高!』と大興奮。尾美は仕事前に必ずこの曲を聴きながら現場に行くそうで、初めてのライブ歌唱に「気持ちいいいです! でも緊張して、震えはとまりませんけど(笑)」と感無量。クレージーキャッツの名フレーズ「お呼びでない、 お呼びでないね。こりゃまた失礼しました~」と残して、尾美はちょっと恥ずかしそうにステージを降りた。



 新アルバムの収録曲「lalala にちようび」を経て、もう1人のスペシャルゲストの片桐はいりが登場。『あまちゃん』では、のんの海女仲間、あんべちゃん役を演じた。久慈の郷土料理・まめぶ汁を広める”まめぶ大使”でもある。片桐は現在も務める”まめぶ大使”の名刺をかざしながら、劇中の人気セリフ「そばですか? うどんですか? まめぶですか?」。するると、コメント欄も大喜びだ。


 片桐が参加して歌うのはフォー・シーズンズのヒット曲『Sherry』。のんと片桐が交互に歌い、中盤には大友やSachiko Mがコーラスに加わり美しいハーモニーを聴かせた。懐かしい面々との共演に片桐は「あ~、また久慈に行きたいね」と話すと、大友も「早くみんなで行けるようになりたいね」。