ゆりやんレトリィバァがひとり芸日本一「今日も感謝しかない」<R-1グランプリ2021>

 


『R-1グランプリ』優勝は念願だった。ずっと優勝を目指してエントリーし続けてきたが叶わず、この2年は参加してこなかった。


「R-1優勝しないと自分の人生が終わるぐらい追い込まれていました。2018年(の大会)が終わったときに、勝ち負けだけでネタを考えずに、シンプルに自分が面白いと思ったものを勝つか負けるかを考えずにやってみたいと思って、1回賞レースを休もうと思いました。『R-1グランプリ』には(出場するための条件に)期限がなかったので死ぬまでに取れたらと思っていたけれど、(変更で)急がなければと我に返りました」


 インターバルを経て出場した今大会。「賞レースに向けてネタを考えたり作ることを、作家さんやお世話になっている方、先輩に相談しながらやっていく感じが、これや!これや!という感じだった。勝ちたいと思いました。体重とか落として今までのイメージと違う感じになりつあるなかで……そんなに変わってないがなって思いましたよね、みなさん! まあ、いいとして、『太っていることしか芸人としてやっていることはないのに』っていう言葉とかをネットとかで見ちゃうと、私はネタをずっと好きでやっているし、体型は関係ないって証明したいと思っていました」


 優勝賞金の500万円の使いみちについては「ここまでこさせてもらったのは、お客さんもそうだし、お世話になっているみなさんのおかげ。だから、みなさんにみせます」とした。


 一番優勝を伝えたい人は、マイケル・J・フォックスとのこと。「インスタはフォローしているのでDMを送ろうと思います」と、話していた。


 今後の目標を聞かれると「一番の目標はアメリカ。いつかアメリカに行って芸人になりたい」。来年の『R-1グランプリ』のエントリーの可能性について聞かれると、「どうなるか分からないですけど、今のままではこのまま出ない形」と、両手で丸や三角の形を作った。


 『R-1グランプリ2021』は本大会から出場資格が芸歴10年以内に変更。2746人がエントリーした。