不可思「今はマジで僕が勝つと思っている」と山崎戦に向け手応え【3・21 K-1】

重い右ミドル

「いきなり来たか」の山崎戦


 これについてはコロナ休みの間に取り組んだK-1の戦い方に合わせたスタイルチェンジの過程で自分を見失っていたことが原因。そこからかつての荒々しさを取り戻して臨んだ12月の両国大会では鈴木勇人に先制のダウンを奪われたが、そこから大逆襲を見せ逆転KO勝ちを収めた。


 不可思は改めてこの日「最近は自分の良さやもともと持っているいいところをいかに出すかということが一番大事だと思っている。K-1に適応する練習をしながら自分のいいところをなくさないようにということを意識してやっている。K-1で戦うスタイルを探していく中で9月のようにうまくいかないときもあったが、今は適応したうえで、自分の良さを消さないスタイルを作れてきている。試合に向けてやっていくなかで、少しずつ自信をつかめてきて、今はマジで僕が勝つと思っている」と鈴木戦を経て、完成形に近づきつつある自らのスタイルに手ごたえを感じているよう。


 山崎は不可思がどん底を味わった大阪大会で安保を破り、悲願のK-1王座を獲得。今回が戴冠後の初戦となる。同じくK-1王座を狙う不可思にとって、ノンタイトル戦とはいえ王者との対戦は大きなチャンスとなる。いきなりの山崎戦については「もう来たかと思った。12月の試合が終わって、2021年の終わりのほうにでもタイトル戦をやらせてもらえるようになればと思っていたので“おお、いきなり来たか”という感じだった」と話す。