GENERATIONS 小森隼の【小森の小言】第69弾 大人になると言うことは?
今回の小言はどんな事を話そうか?
何をテーマにして話そうか?
3年もコラムを続けているといよいよ話すテーマが真剣に見つからないことがある。
真剣に見つからない。
何か書かないといけないから
それから逃げる意味ではなく。真剣に考えた上で見つからない。
どうしたものか。
締め切りに追われながら、小説や新聞、ウェブに連載されている方を本当に尊敬します。
どうやってネタを集めているのでしょう
どうやって感じたことを文章として求められた文字数にしているのでしょうか?
いつか、文字を仕事にされている方々と対談とかさせて頂きたいです。
さて、
ネタが枯渇している僕が
今日は何を話そうか色々と考えた時に
家のテーブルの上にあったトレーディングカードを見てふと思ったんです。
あっ
そういえば最近趣味が増えたな。
って。
だから、最近増えた僕の趣味についてお話しさせていただければと思います。
先ほど出てきた僕の家のリビングの上に置いてあった
トレーディングカード。
それは 遊戯王です。
ご存知の方も多いのではないでしょうか?
KONAMIさんから発売されている対戦型カードゲームで
1996年から週刊少年ジャンプで連載スタート
251億枚突破してギネス記録更新もしているまさに世界的カードゲームです!
連載当初は僕はまだ1歳でしたが
僕が小学生の時には友達とのコミュニケーションツールとして
絶大なる活躍をしてくれたカードです。
友達とカードを交換したり、先輩からもらったカードは
どんな雑魚カードでも切り札の様に扱ったものです。
誕生日プレゼントで遊戯王のカードをボックスで買って貰って
友達とみんなで集まって
開封の瞬間を共有したのも本当に覚えています。
僕の家はお小遣いで遊戯王のパックを買うことは許されていましたが
誕生日プレゼントでボックスを買ってもらえることはなかったです。
だから、みんなで地元の本屋さんに新作のパックが出たときに
何パックもある中から自分の感だけを信じ、極上の1パックを見つけて買っていました。
そして僕は極上の1パックを選んでいたので、絶対にレアカードが出ると思っているわけです。
ですがKONAMIさんもここで大人の試練を与えてくるわけです。
新弾のレアリティーが高いカードは
封入率が鬼のように低いわけです。
もしかしたら、レアが入ったパックは三重県には存在しなかったのでは?
と、思うほどの封入率です。
だから自分は絶対にレアを当てるんだと思っていた小森少年の心を何度も打ち砕いたのは
そう。
遊戯王です。
そして小森少年は
中学入学と同時に
遊戯王を卒業します。
そして、時を経て今
僕はまた遊戯王にハマっています
ですが、あの頃の小森少年とは
状況が違います
パックを買うことを親に制限される事もありません。
少年の時よりもお金の使い方を自分で選べます
僕は自分が大人になってから
少年の時に夢見ていた
遊戯王のボックス買いも出来ます。
レアリティの高いカードを買う事も出来るわけです。
確実に少年の時とは変わった。
でも、なんだろう?
自分が求めている物
欲しい物。
あのワクワク感や冒険感。
感じている事は何も変わってない。
そうなると。ふと思うのは
大人になる。とはどう言う事なのか?
勿論、責任を負わなくてはいけなくなる。
親元を離れて1人で生きていかなければならない。
法律的にもしっかり自分が意識しないといけない事も増える。
でも、それは強制的な部分であって。
自発的なものではない。
たしかに、自分の置かれる環境や行動の範囲などは
少年時代とは全く違うけど
今もこうして
あの時と変わらない心で
同じものに触れ合えていると言う事は
大人になれていないと言う事なのだろうか?
そもそも、変わる事が大人なのか。
そんな事はない!少年の心を持ち続けられるピュアさが魅力だよ!
と、きっと僕じゃない誰かに質問されたら絶対にこう言う。
でも、現実はこんなにも甘くない。
好きなものだけをやり続けるのは難しいし。
結果や生活に繋げられなければきっと厳しい言葉を周りから言われる事もあるだろう。
では
大人になると言う事は?
1枚のカードが
僕に与える影響は
とてつもなく多い。