FULLCAST RAISERZがKRUMP愛あふれるショーケースで初V!プロダンスリーグのDリーグ

(C)D.LEAGUE 20-21

  RAISERZは、温故知新をコンセプトに、KRUMPへの愛と可能性を詰め込んだ、ストレートなショーケースで本ラウンドに挑んだ。 

 ディレクターのJUN Twiggzは「取りたくてもなかなか取れなかった1位を取らせていただいた。ありがとうございます! オーディエンスの方々があっての優勝だと思っています」。喜びで言葉に詰まりながらも「コロナ禍に素晴らしいチャンスをいただいている。ジャッジの方々のような先人がいて、僕たちのようなベテランがいて、ダンスの可能性をこれから広げていく。ダンスに愛がある中で(ダンスに)優劣をつけていくことにみんな葛藤しながらも、素晴らしい場になると信じてみんなやっている。今回の1位は僕らがすごいってことじゃなくて、たまたまこういう結果だった。どのチームも怪我無く12戦踊り終えて、Dリーグが最高のリーグだよねって言われるような、若い世代の子たちがDリーガーを目指そうぜ、なりたいぜって言ってもらえるような、日本から世界に発信していけるような場になればと、僕らFULLCAST RAISERZも頑張っていきたい」

 Soulja Twiggzは「オーディエンスのみなさまの票があって優勝できた。本当にうれしい」と結果を喜んだ上で、「普通のダンスコンテストだったら1回優勝すれば終わりだと思うんですけど、最終的に12試合終わって3位、4位に入っていないと意味がない。(優勝は)一つの通過点。このまま突き進んでいけたら」と意気込んだ。

終了後の取材ではちゃんと脱いでたFULLCAST RAISERZ (C)D.LEAGUE 20-21

 DANCER JUDGEで、シーズンを通じて審査をする坂見誠二は、「僕は大好きなショー」と高評価。「胸のヒットだったり、すごいスピードで首切ったり、肩とか、ストンプの踏むだけでもその形だけでも格好いい。KRUMPはまだ認知度が低い。ブレイクダンスが出てきたときもそんな感じだった。日本ではまだ歴史が浅いので、それをエンターテインメントにして伝えていってほしい」と、期待を寄せた。

 もうひとりのレギュラージャッジの黒須洋嗣は「今日僕的には、SEPTENI RAPTURESとFULLCAST RASERZ。勝ちたいというのもあるだろうし、表現したいというのもあるんだろうし、エネルギーというか、自分の原点に戻った時のダンスの強さが見えた気がする。まだまだあと半分ある。他のチームに感動するダンスを期待したい」と、話した。

 ゲストでDANCER JUDGEを務めた Yuko Sumida Jacksonは「フルコースをいただいたような気持ち。まだリーグの途中を見せていただいて、みなさんのこれまで成長してきた部分と、これからどうなるんだろうという期待感と希望とか、いっぱいいただいている。素晴らしかった」と、笑顔があふれた。

 今ラウンドのMVD(Most Variable Dancer)は、avex ROYALBRATSのASUPIが受賞した。

 今後の予定は、ROUND.7は4月6日、ROUND.8が4月20日。シーズンは全12ラウンドで行われる。シーズンも折り返しとなり、次のラウンドからはジャッジがDANCR JUDGE4名、ENTERTAINER JUDGE4人の8人体制となる。

 本ラウンドの模様は、Sportsnavi、ABEMA、GYAO!、ニコニコ、U-NEXTなどアーカイブ配信している。