中山優馬「うなされてます」芝居と歌とピアノ&オーケストラ演奏がコラボする舞台『蜜蜂と遠雷』が開幕

 


 豪華で新感覚の舞台。グランドピアノが2台、そしてオーケストラ、キャストはオーケストラの前で芝居する。中山は一部を客席から見たとそうで「その部分の音楽を聴いただけでも十分の価値がある作品だと思った」と、胸を張った。


 劇中では一部だがピアノを演奏するシーンも。2月からレッスンを受け、「自宅ではキーボードを触って、会社に行っては会社のピアノにさわっていました」。夢でも弾いていたのではとツッコまれると「うなされています」と笑った。千住がその腕をほめたが、それでも「客席で聞いていたいですね」と控えめだった。


 本作が初舞台というヒグチアイは役作りについて聞かれると、戸惑いながらも「……何もしていないです。もともとクラシックピアノをやっていてショパンコンクールに出たことがあって、その時に楽屋で、たぶん中国人の女の子だと思うんですけど、何かを聞きながら一心不乱にテーブルを叩いているのを見て、私はこの世界に行けないなって挫折したので、その時の気持ちを持ってきてやっています」と話した。



 


 本舞台には関西ジャニーズJr.の奥村颯太とジャニーズJr.の大東立樹も出演。取材中、2人が指名されるたびに、中山は優しい顔で見守っていた。質問中にそのことに触れられると、「かわいいですよ」とさらに優しい笑顔になっていた。


 他出演に、パーマ大佐、黒田こらん、木村優一、湖月わたる、池畑慎之介ら。音楽監督と指揮は千住明。


 4月11日まで同所で。その後、大阪・新歌舞伎座、福岡・博多座で公演がある。