「老兵はただ去るのみ」田口トモロヲら元祖バイプレイヤーズが世代交代宣言?
松重が「“元祖”が出るのはこれが最後かもしれないが、若い人たちが、漣さんの作ったこのフォーマットで遊ぶことがあれば、それは漣さんの思いが受け継がれたこと」と言えば、田口も「もう世代交代。老兵はただ去るのみですよ」と、若きバイプレイヤーズたちに期待。
そんな先輩バイプレイヤーズとの共演を「光栄だった」と振り返った若手たち。松重や遠藤らから「最近の若い人は耳輪をするんだね」「俺も耳に穴開けて一から頑張らないと」とピアスをいじられると、濱田岳は「ピアスくらいでジクジクと…」と苦笑しながらも「職業の大先輩でもあり部活の顧問の先生のように頭が上がらない側面もあり」と、リスペクトを語りつつ「せっかくだから何かを学ぼうと思っていたら、本番直前までずっとしゃべっていて。それが日没近くなるとパタッとしゃべらなくなる。一様に、おうちに帰りたくなっちゃうらしく。何を学べばいいのかと」とイジリ返し、会場の笑いをさそった。また、光石研は、有村架純から「撮影現場でカバンから唐突に納豆を取り出した。何度も共演してもまだ知らない顔がある」というエピソードを暴露され、松重から「現場にスケートボードを持ち込んだり納豆出しだり、若い人と仲良くしたいの?」とイジラれタジタジとなる一幕も。
今後、続編があっても出演は「1シーンでいいです」と元祖たち。田口が「もう世代交代。老兵はただ去るのみですよ」と言う一方で、遠藤憲一は「“元祖”と言われると、もう終わっちゃったみたいでちょっと…」と苦笑。
また、この日はドラマで描かれるエピソードにちなみ、テレビ東京社長賞のバナナ100人分を贈呈され、一同は微妙な表情で喜んでいた。
この日の登壇者は田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一、濱田岳、柄本時生、菜々緒、高杉真宙、芳根京子、北香那、有村架純、松居大悟監督。
映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』は4月9日より全国公開。