中川大志、石井杏奈の成長ぶりに“母”矢田亜希子「立派になって」“父”堤真一「かわいいわ~」

 劇中では狂気をはらんだ父親を演じていた堤に、石井も「現場での堤さんは別人だったので、普通にお話できてうれしい」と笑顔。堤は「普段はベラベラしゃべるほうなんですけど、石井さんの集中を邪魔しないようにと思って」。劇中とは違う“親子”仲睦まじい様子に中川も「こういうほほえましい会話を現場で見てなかったのでほっとしますね」。


 撮影では、清澄が濁流に流されるシーンの数日前に台風が発生。リアルな濁流シーンを撮影できたとSABU監督が明かし、中川が「普通は撮影スケジュールが延期になると思うんですけど(笑)。仰向けに流されていたら、監督から“うつぶせで流れて”と言われて」と、体当たりの撮影秘話を明かした。


 最後に、石井は「これからの私の人生の中でヒーローになる作品。皆さんの中でもヒーローになれば」と語り、中川は「撮影から今日ここに来るまで2年半かかりました。トイレの中にいた玻璃ちゃんみたいに、この作品も見つけてもらうのを待っていたんだと思います」と、少し声を震わせ感無量の様子で無事に公開を迎えた喜びを語っていた。


 映画『砕け散るところを見せてあげる』は公開中。